防寒用ベレー帽で調子に乗って
ふと思いついて防寒用ベレー帽を編んでみたらこれが思いのほか楽しかった。編むのも楽しかったけれど、自分で編んだものを実際に使える喜びが大きい。
大昔、アクリルたわしに凝ってからしばらく、麻ひもでミニミニかごを編んで以来三度目の編み物ブーム。今は編み物記号が理解できずとも動画があるからわかりやすい。さらに百均で素敵な毛糸が手に入る。いい時代になったものである。
ベレー帽二つ編んで満足していたのだけど、また編みたいものが出てきた。あたたかい季節のフットカバーと帽子である。
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好きなデザインを百均毛糸で編みたい!
動画である程度学んでくると、だんだん欲が出てきた。好きなデザインのものを百均毛糸でもっときれいに編みたいと……。
しかし、編みたいものが百均毛糸で編まれているとは限らない。むしろ百均毛糸でない場合の方が多い。とくに夏の帽子はペーパーヤーンやマニラヘンプといった特殊素材を使用したものが多く、百均では入手できない。似た素材のものがないわけではないけれど、硬くて編みにくいという。指定の材料をそろえるとけっこうな値段である。
そこでとりあえず百均のコットン糸で編んでみることにした。そうすると麦わら帽子のような涼しげでハリのある仕上がりにはならない。くたっとやわらかくて折りたためる帽子になりそう。
まず使いたい編み図で使われている糸と編み目の大きさが似た糸を百均で選ぶ。
編み図に合う毛糸を見つける方法
毛糸には10cm四方の編み目の数と段数の目安がゲージとして書かれているが、これは編み方や針の号数でかなり変わるのではじめにあたりをつけるのには役立たない。
まずはじめは1玉の重さと長さのデータをもとに、グラムあたりの長さ、あるいはメートルあたりの重さを算出し、できるだけ編み図で使われている糸と近い数値のものを選ぶ。そうすると当たらずとも遠からずの糸を選ぶことができるようだ。糸のデータは検索すればだいたい調べられる。以下の記事を参考にした。
こうしてあたりをつけて選んだ毛糸で編み図どおりのゲージを編んでみる。幅は針の号数で、長さは段数でかなり調整することができるので、あまり神経質にならなくてもここまですれば、だいたい編み図どおりの編み物ができそう。かなりめんどくさい作業だが、編むのが楽しければそれほど苦にならない。
筆者が百均の毛糸にこだわる理由は、やはりコストがあまりにも違うからだ。編み物は編めば編むほど上手になるが、できるだけお金はかけたくない。ただし百均の毛糸は1玉の量が少なめなことが多いので、必要な玉数は増えがち。もしかしたら特売の毛糸のほうがお得なこともあるかもしれない。素材の質や仕上がりまで考えると単純に値段だけで比べられない面もあるから悩ましい。
百均の毛糸にこだわらなくとも、編み物では編み図指定の毛糸が入手できないことはめずらしくない。気に入った編み図にぴったりの毛糸をうまく選ぶことができるようになると便利。
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