かぎ針編みでベレー帽を編んでみた

防寒用帽子がほしくて

以前から防寒用の帽子がほしいと思っていた。ニット帽は試しにかぶって選ぶというわけにいかなそうだからなかなか手が出せないでいた。

そんなとき、ご近所のスーパーで手編みらしき黄色いベレー帽をかぶったかわいらしい高齢者をみかけた。ああいうのだったら筆者でもかぶれそうだし自分で編めるかも。それなりに似合って何より暖かければそれでいい。ベレー帽だったらしめつける感じも少なそうだし、深めにかぶれば暖かそうだ。

さっそくネットで調べてみたら、百均毛糸で手編みしている動画がいっぱい見つかった。毛糸がたくさんいらないから購入するよりはるかに低コストですみそうだ。円編みなら以前小物だがやったことがある。うまくできるか自信はないが、これなら失敗してもたいした損失にならない。思い切ってチャレンジしてみることにした。

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手本どおりの毛糸が見つからず

手本と同じ毛糸が見つからず、毛糸選びに苦労した。

毛糸が違うと編み目の数が違ってくる。かぶりながら自分にぴったりのサイズに編んでいくというのだが、そんなことがはたしてうまくできるかどうかもよくわからない。

初心者らしく、編みやすそうな毛糸を選べばいいものを、どうしてもちくちくするのが嫌で、手触り重視で迷った挙句にむちゃくちゃ編みにくそうなモヘア風の糸を選んでしまった。わたのような遊び毛が多く、ネップのかたまりまである。からみやすく編み目もわかりにくい。ほんとは単色のグレイ系にしたかったのに単色でもなく色も正直好みとはいえない。ただ手触りだけは気に入った。

うまくできるかどうかわからないことだし、まあよしとすることにした。

かぎ針変えて、三回編み直す

はじめは手本どおり、ジャンボかぎ針8mmというのを使って、毛糸二本どりで編み始めた。

編み物は数年ぶりだったし、小物しか編んだことがなかったので、だんだん目数が数えられなくなったところで一回目の挫折。サイズも間延びしている感じがしたので、二回目はかぎ針をサイズダウンして10号で編んでみた。

今度は目数を数えなくてもだいじょうぶなようにマーカーをつけることにした。かぎ針二つも持っていないサイズのものなので購入。百均の毛糸よりこうした手芸道具にお金がかかってしまった。

マーカーのつけ方についても説明してくれている動画やサイトがいっぱいある。わかりやすいものをチェックして確認しておくとよい。筆者は以下の記事を参考にした。

今回は細編みを一段編むごとに編地をひっくり返す往復編みで編んだ。こうするとゆがみにくいらしい。一目編んだら鎖のVのところにマーカーをつけておくと、段の編み終わりに引き抜き編みをする場所がわかりやすく迷わない。

一段ごとに6目ずつ増やしていく場合、同じパターンを6回繰り返して編んでいく。各パターンの第一目のところにもマーカーをつけておくと目数を数えやすい。そうしておくと途中の間違いに早く気づく。部分的に編み直したいときもどこまでほどけばいいのかわかって便利。段の始まりのマーカーとそれ以降パターンのはじまりのマーカーを色分けしておくとさらにわかりやすい。

二回目でほぼ完成するところまでできた。増し目をして円編みをしたあと、増減なしで何段か編んでからこんどは目を減らしていきながらちょうどいいサイズに仕上げていく。その調整部分をもう一回編み直したくなった。かなりほどかないといけない。

だったらはじめからやり直そうと決めた。

モヘア風の毛糸はいちいちひっかかってするっとほどけないからほどくのがたいへん。二本どりで編んでいるからなおさらである。でもこれで三回も練習できた。ほどきながら糸巻きするのも案外おもしろかった。

ほどいた毛糸の巻き方

編地をほどいた毛糸の巻き方はラップなどの筒を使う次の記事を参考にした。こうすれば中から糸が出てくる毛糸だまができる。二本どりの毛糸が一本にまとまって編みやすくなった。

百均毛糸3玉あればできるあったかベレー帽できあがり

マーカーをつけて目数を数える段取りがうまくできるようになったらあとはそんなに時間はかからない。

筆者は深めにかぶれるように編んだ。かぶると部屋の中でもずっとかぶっていたくなるくらいあたたかい。編み目がぼこぼこ不揃いで見た目はちょっと恥ずかしいけれど、はじめてだからこんなものかと。 糸の始末が雑なところも初心者らしい。

こんどは好きな色の毛糸で編んでみたい。久しぶりの編み物、楽しかったなぁ。

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