e-Taxで確定申告してみた

申告書をかたくなに手書き提出していた理由

筆者は毎年青色申告書を手書きして税務署に提出しに行っていた。それが一番手っ取り早くて簡単だったからだ。お金がかからないという理由もある。帳簿はパソコンで作っているが、自動で申告書を作成してくれるようなソフトやサービスは利用していないので、申告書は自分で手書きするしかないのだ。

ここ数年、配偶者の医療控除の申告をするようになって、さすがに書くのがめんどうになった。そこで医療控除だけでもe-Taxでやってみることにした。幸いうちにはマイナンバーカードもカードリーダーもパソコンもある。試しにやってみたら、あっけないほど簡単にできてびっくりした。

じつは大昔、まだマイナンバーカードがなかった頃、住基カードというもので確定申告をしたことがあった。当時は非常に使いにくく、ちゃんとできているのかもわからないような頼りない状態で、すぐやめてしまったのだった。どうも信用できないでいたのだけれど、さすがにあの頃のままではなかった。あっという間に医療控除の申告が終わったことに気をよくして、筆者の青色申告もe-Taxでちゃちゃっとすませてしまった。

ICカードリーダー/amazon

スポンサーリンク

申告書に必要な数値を出すための記録管理がめんどくさい

確定申告のたいへんさは申告書を記入することではない。

申告に必要な数値を出すための記録をきちんと管理することがたいへんなのだ。筆者のような零細事業主でも、帳簿、つまりお金の記録がなければ申告はできない。

家計簿をつけたことがある方ならおわかりになるだろうが、お金を正確に管理するのは、思うほどかんたんではない。今大騒ぎになっている政治家たちが説明できないのは半分本当かもしれないと疑っている。

途中でわけがわからなくなる取引などあってはならないのだけれど、ありがちなのが現実。だから不明金というのがある。

市販ソフトや有料サービスで確定申告が楽になるとは限らない

ところで、筆者は市販の帳簿ソフトや有料のクラウドサービスを利用していない。大して役に立たないとわかってやめてしまったのだ。

規模が小さい個人事業主は、事業に合った帳簿を自作したほうがはるかに便利で使い勝手がいい。ごく基本的な帳簿のテンプレートなら無料で入手できる。申告書に必要な数値を自動で計算してくれるテンプレートを使えば、あとはそのままその数値を申告書に入力するだけなのでまったくめんどうがない。

有料ソフトや有料サービスでは自動で申告書に印字してそのまま申告できるが、肝心の帳簿づくりの入力作業の手間は変わらない。高機能多機能で、かえって使いにくい場合さえある。

はじめに帳簿のテンプレートを作るのは多少たいへんかもしれない。しかし、一度作ってしまえばずっと使えてずっとお金がかからない。筆者は自作してよかったと思っている。

ちなみに家計簿の自作は難しくてできていない……。

合わせて読みたい関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください