MRI検査で見つかったもの

年に一回、脳のMRI検査をしている。

椎骨動脈乖離になりやすい?

2017年に右椎骨動脈に膨らみが見つかった。椎骨動脈乖離という。それは自覚症状がないまま無事改善。

椎骨動脈乖離とは、首の付け根あたりの血管の壁が傷ついた状態のことで、かさぶたのようなふくらみができる。血管が完全に破れて出血してしまうと、くも膜下出血という深刻な事態になることもあるが、症状は多様で、気づかないまま改善して過ごしていることもあるという。

2021年に頭痛がおさまらず検査したところ、こんどは左椎骨動脈乖離が見つかった。一か月ごとにMRIで観察を続け、縮小傾向を確認、その後ほぼふくらみは改善した。血圧高めが続いていたので、降圧剤を処方されるようになり、そのせいなのか片頭痛がすっかりなくなってしまった。

このような経緯で年一回、脳のMRI検査をすすめられている。血管が弱いのかもしれない。

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血管リスクばかり気にしていたら

2022年のMRIでは脳血管に異常はなかったが、左上顎洞に炎症が見つかった。いわゆる副鼻腔炎である。耳鼻科で調べてもらうと、放置してよいのう胞が見つかった。2023年のMRIでは、相変わらずのう胞はあるものの、脳血管に異常なし。

そして2024年、脳血管は異常なしだったが、鼻ののう胞がやや大きくなっているとの指摘。<低信号の腫瘤増大あり。真菌の可能性>があるとして耳鼻科に行くように言われてびっくりした。鼻アレルギーで鼻水や鼻づまりがひどかった時期はあったけれど、のう胞をきっかけに半年ほど耳鼻科に通院し、このところ調子がよかったからだ。

鼻の真菌症を調べてみたら、これがまたずいぶんこわい病気でさらにびっくり。

脳血管の心配しかしていなかったので、あらぬ方向からの災難に戸惑うばかり。きっと大したことはないだろうと思いながらも落ち着かないでいる。

まさかの入院・手術

かかりつけの耳鼻科クリニックでは、たぶん真菌症ではないと思うけれど、のう胞が大きくなっていることは確かなので、念のため大きな病院で検査してもらうようにと、また紹介状を出された。

ようやくはっきりしたことがわかると出向いた総合病院で血液検査とCT検査をした結果は、なんとまたしても真菌症かどうか、画像だけでははっきりわからないというではないか。

つまり開けて見ないとわからない、つまり手術して見ないとわからないんだそうだ。

手術は症状が出てからでもかまわないが、万が一真菌症だと厄介なんだそう。真菌症は手術をしてとるしか方法がないのだが、たとえ手術をしても再発リスクが高く、定期的にようすを見ていくしかないというのである。画像ではまだはっきりしないけれど、白く濁った部分が怪しいと先生はいう。はっきりしないのは、まだ軽度ということか……。

今度こそ白黒はっきりすると期待していただけにがっかり。こうなったら手術でも何でもしてはっきりさせたい。元気なうちに手術をして見ておくのはいい判断、と先生にも言われて手術を決意。七月に入院することが決まった。

手術は内視鏡を使って短時間ですむものの全身麻酔。真菌の塊をきれいにとり切れるかどうかは先生の腕次第。術後の洗浄も重要で、入院は一週間の予定。

何かたいへんなことになってしまった。早期発見できてよかったと思うしかない。

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