ロカボダイエットを始めて、安易に低糖質甘味料を愛用するようになった。最近の甘味料は、たいてい天然由来のものが主流と表示されていることもあって、ろくに調べもしないで使っていた。
ところが、有名ブランドのパルスイートと業務用スーパーのユースイートの値段があまりに違うので、中身が気になるようになった。ユースイートは格安なのはいいけれど、甘味が薄く、パルスイートより多く必要になることもわかってきた。
低糖質甘味料は3種類
低糖質甘味料には
- 合成甘味料
- 糖アルコール
- 天然由来甘味料
の3種類がある。
合成甘味料はタンパク質などから人工的に合成して作られたもので、自然界にはない化合物である。ひと昔前によく使われていたサッカリンは、有毒性が認知されるようになったこともあり、合成甘味料には安全性に疑問を持つ人が少なくない。その一方、手軽で安価なため、上限を設定して広く使われているのが現状。
日本で使われている甘味料は、安全性が確認されているというが、日本は世界中でもっとも食品の安全規制が緩いと言われているのであてにはできない。
合成甘味料にはアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなどが有名。
糖アルコールは天然由来の甘味料で、糖質の一つ。血糖値は上げにくいものの、まったく上げないわけではない。血糖値を上げにくい分、甘さも控えめなので、糖アルコールだけではじゅうぶんな甘みを感じにくいと聞いたことがある。
ソルビトール、キシリトール、エリスリトールなどがある。
羅漢果エキスやステビアエキスは天然由来の甘味料。血糖値を上げないが、高価で味に癖がある。
このように、低糖質甘味料はそれぞれ一長一短で、砂糖がいかに優れた甘味料であるかを思い知る。
低糖質甘味料はごちゃまぜ
パルスイートは500円前後なのに比べ、この業務スーパーのユースイートは100円台で買える。
よく見ると、パルスイートもユースイートも、成分表のはじめに糖アルコールのエリスリトールがあり、あとは合成甘味料が複数列挙されている。洗剤同様液体タイプは添加物も多い。
なるほど糖アルコールが一番多く含まれているということで、天然由来の甘味料と言えなくもないということのようだ。
一般に低糖質甘味料は、結局人工甘味料を混ぜ合わせたなかなか怪しい調味料のことみたい。
こうしてみると、ユースイートは、有名ブランドのパルスイートに比べ、甘味料の種類が少なく、増粘剤が多いことがわかる。甘味が薄いはずである。一回当たりの使用量が多くなると、本当に安価と言えるかどうかも疑わしくなってきた。
ロカボ志向の専門家は、こうした低糖質甘味料よりも砂糖のほうがよっぽど危険という。
しかし、合成甘味料は自然界にない化学物質である。安全性に疑問を持ってもおかしくない。オリゴ糖や糖アルコールを併用しつつ、砂糖を控えめに使うといったくふうをしたほうがより安全かもしれない。
でも、パルスイートを使ったほうが安上がりで簡単なところが悩ましい。
ここは手間と予算の折り合いということになりそうだ。
|
ステビア+エリスリトールの低糖質甘味料
パルスイートは合成甘味料を配合しているにもかかわらず、それほど安いわけではない。
ほかも調べてみると、エリスリトールスイートというのを見つけた。
これはステビアと糖アルコールのエリスリトール配合の低糖質甘味料である。粉末状で、合成甘味料やその他添加物は入っていない。
ステビアの強い甘味がエリスリトールの物足りなさを補強し、エリスリトールがステビアの癖を緩和するという。少ない量で満足感が得られれば、コスパ的にもかなり有効かもしれない。
一度試してみようと思う。
|
スポンサーリンク