新型コロナ感染リスクを下げる界面活性剤の使い方

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通常洗濯や掃除、からだの洗浄にもなるべく界面活性剤を使わないようにしている。洗濯はマグネシウムとアルカリ剤が中心だし、拭き掃除もアルコールやアルカリ剤、クエン酸を使っている。からだは湯洗いが基本。

更年期障害で乾燥敏感肌になったことがきっかけだった。日本人はきれい好きで洗い過ぎる。

そう思っていたけど、新型コロナから身を守るためには、界面活性剤で洗わないわけにはいかなくなった。

界面活性剤の手洗いと拭き掃除で感染リスクを下げる

新型コロナは石けんや洗剤の界面活性剤で不活性化するという。ウイルスの表面にある脂質が界面活性剤で壊れてしまうからだ。界面活性剤には油と水を混ぜ合わせてしまうはたらきがあり、洗剤に限らず、化粧品など身近なものに幅広く使われている。

肌をガードしている油膜まで破壊することもあると言われている。だからわたしは使わないようにしていた。

だが、今は肌荒れを心配している場合ではない。感染リスクを下げるほうが大事だからだ。

界面活性剤による手洗いと拭き掃除は、もっとも手軽にできる感染予防である。下手に消毒液に頼るより、手洗いと拭き掃除をまめにするほうがはるかに効果的かもしれない。

実際できることといえばこれぐらいだし。

欧米の急激な感染拡大の背景には、握手やハグの習慣があるといわれているほど、手による接触感染のリスクは高い。

とにかく手指を洗い、触るところを拭き掃除する。こういう地味な予防の積み重ねは案外馬鹿にできないのだ。

感染リスクを下げる手洗いの界面活性剤

新型コロナウイルスの感染リスクを下げる手洗いと拭き掃除に使う界面活性剤は何でもいい。とくに殺菌や消毒成分が配合されていなくても、どこにでもある手持ちの石けんや洗剤でじゅうぶん。界面活性剤であればいいからだ。

うちは手洗いも掃除も中性の食器洗いを薄めて泡ボトルに入れたものを使っている。あまり知られていないが、たいていの洗浄剤は、泡ボトルに薄めて入れれば泡になる。ただし、自分で薄めた液は、雑菌が繁殖するおそれがあるので、長期保存しないほうがいい。

どんな洗浄剤でも、泡でじゅうぶんな時間こすり洗いし、じゅうぶんな時間洗い流せば、ある程度感染リスクは下げられると思っている。食器洗いの洗剤は、いつまでもヌルヌルしないので、手洗いがおっくうにならないのがいい。

感染リスクを下げる拭き掃除に使う界面活性剤

ドアノブなどの拭き掃除も貴重なアルコールは使わず、食器洗いの泡をつけた布で拭いた後、水拭きする。水拭きしないと多少べたつく。水拭きしなくてもいいくらいさらに薄めたいところである。

知らなかったが、じつは柔軟剤も成分は界面活性剤みたいだ。柔軟剤なら洗剤ほどベタベタしなくて拭き掃除にいいかもしれない。

ほんとのところ、こんなやり方でどこまで不活性効果があるのかは疑わしい。でも、拭けばウイルスの数は確実に減る。減れば感染リスクは下がる。やらないよりやったほうがいいことだけは確かだ。それでじゅうぶん。

ところで、新型コロナウイルスの拭き掃除は塩素系漂白剤が定番だ。しかし、うちはクエン酸をよく使うので、混ぜると危険な塩素系漂白剤は置かないようにしている。そんなわけで界面活性剤でどうにかしようと苦労しているのだ。水拭きしないといけない手間があるのは塩素系漂白剤も同じである。

感染リスクを下げられて、やりやすくて続けられる方法を見つけたいと思う。

それにしても新型コロナはやっかいだ。大半の人は軽症で、知らない間に周囲にウイルスをばらまいてしまうというから困る。重症者や死亡者を出さないためには、ひとりひとりが気を付けないといけない。「元気だから関係ない」と放っておいたら、たちまちまん延して無関係でいられなくなる。何だか人間社会が試されているみたいだ。

モノやヒトの動きを完全に止めれば、暮らしは成り立たなくなる。でも、感染者が増えたら増えたでやっぱり経済は崩壊する。致死率が低くても、人間社会を破壊するにはじゅうぶんな力である。

「参りました。もうこれくらいで勘弁してよ」と願いながら、ひとりひとり地道に感染リスクを下げることに努めるしかない。それがこの新型コロナウイルス騒動をおさめる一番で唯一の近道かもしれない。

日ごろ避けてきた界面活性剤だけど、今回はほんと心強い味方に思える。

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