気に入った肌着がない
たぶん更年期ぐらいからだった。それまで何でもよかったものをからだが受け入れなくなった。安ければよかったものやデザイン志向で選べなくなってしまったのだ。
それがパンツとブラジャー。
お金をいくら出してもよければ、もしかしたらいいのがあるかもしれない。それでも簡単には見つからない。お店でフィッティングする習慣もないので通販で買っては失敗を繰り返していた。
だったら自分で作っちゃえと思ったのである。その頃には見栄えより断然着心地優先になっていたので、縫い目が不揃いなんてのは気にならない。想像以上の着心地に、すっかりせっせと手縫いするようになったのだ。
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手間を思うと低コストとはいえない手縫い肌着
パンツやブラジャーは市販のものも案外安くない。入手しやすく手ごろな値段のものが気に入ればいいのだが、そううまくいかない。その点、手縫いすれば少なくとも生地は自分で選べる。縫い目が当たって痛くなることもほぼない。いいことばかりのようだが、手間がかかるのが欠点。
簡単にできるけれど、多忙な方に無理におすすめはできない。作ることを楽しめないとかえって苦痛になる。
と言っても洋裁のように難解で経験値を積まないとまともなものができないということはない。多少縫い目が不揃いでもちゃんと仕上がって着用もできる。失敗して生地が無駄になるということはまずない。何回か作ればどんどん上手になるのも楽しい。
しかし、生地にこだわるとそれなりにコストがかかることも知っておきたい。洋裁ほど生地はいらないけれど、素人が思っている以上に生地は必要。立体的なからだを包むのだから当然といえば当然である。
上質な生地にこだわらなくても薄いコットンならまず間違いなく丈夫で快適な肌着に仕上がる。コットン生地自体安くないので、セール価格のときにじょうずに買いたい。
夏が終わった今は、夏に涼しい高島ちぢみがセール価格でお得に購入できます。
こんなふうに布を買い、仕方ないとはいえ手間をかけてちくちく手縫いしているのは、それでもまあいいか、と思えるだけの納得の肌着ができるからに他ならない。
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