寝るのが得意だったのに

寝つきのよさが唯一自慢だった。しばらくしても寝られない日があっても、あまり気にしていなかった。ところがこの夏は違った。

はじまりは夜中のトイレ

以前ほどすぐ寝られなくなった。気にしていなかったのだが、そのうち夜中に目が覚めるようになった。ようやく寝られたと思ったら、トイレで目が覚めるようになったのだ。ひどいときには3時間ごとに目が覚める。

わずらわしいと思っていたが、まだ連日ということでもなかったし、そういう年になったのだと思い、やっぱり気にしないようにしていたのだが、そのうち夕方に睡魔が襲うようになって、いよいよおかしいかも、と思い出してきた。

なんだかむずむず。身の置き所がない不快感。

熱帯夜が続いて、さすがのわたしもエアコンのある部屋で寝るようにしていたのだが、それでも眠りが浅い。寝付いたと思ったら目が覚める。

だんだん気にしないわけにはいかなくなってきた。

暑いわけでも寒いわけでもない。寝返りを繰り返しているうちに、なんだか足がかゆいような違和感を感じ出し、かいてみるのだけど、手が届かない妙な感じがする。そのむずがゆさは、からだの表面ではなく内側なのか、いくら手でかいてもさすっても届かない。何とも言えない気持ち悪さなのだ。

からだの違和感に気づきだすと、ますます眠れなくなる。

これはもしかしてあのむずむず病というやつか?

むずむず脚症候群というのは、鉄欠乏や生活習慣病などが原因で発症するようだ。わたしも数年前、ひどい貧血と診断されたことがあるが、今は改善しているはず。しかし、加齢で生活習慣病のおそれがないとはいえない。思い当るといえば思い当るし、ないといえばない。でも、きっと検査をしても何もわからない気がする。

人のからだは宇宙のように謎だらけだ。脳内の神経物質が何かの拍子で異常に働いたとしてもおかしくない。

おかげで就寝するのがすっかり憂鬱になってきた。うまく眠れる自信がないからだ。こうなってはじめて眠れなくて困っている人の気持ちが分かった気がする。

とりあえず睡眠不足にならないようにできることを考えた。

寝床で読書。

眠れないと焦るのがいけないと思い、寝つきがよくないときや目が覚めてむずむずしそうなときは、思い切って寝床に腰かけ、読書灯をつけて読書することにした。

今のところこれがなかなかいい。気分が紛れるし、適度に疲れて眠りやすくなっているようだ。

夜間トイレの対策は、以前ガッテンで見た弾性ハイソックスを試してみようと思っている。

あんなに寝るのが得意だったわたしも老化には勝てないみたい。

朝までぐっすり快眠! 夜トイレに起きないための新秘策/NHKガッテン

読書灯が重宝してる防災ラジオ

bosai radio 0915

2 COMMENTS

アバター つぶあん

いつも楽しみに拝見させていただいてます。特に今回の睡眠に関する記事は興味深く読ませていただきました。おかしさんの睡眠に関する記事は今までも参考にさせていただきました。私も昔はとても寝付きがよかったのですが、いつからかなかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、目が覚めるとそれから眠れないということが起きてきて、今や寝るのは楽しみであり、眠れるだろうかと心配でもあります。睡眠時間を取りたくて夜の8時、9時に布団に入っても、結局眠りにつくのは10時頃という状況です。これが加齢いうことでしょうか?最近はラジオを聞きながら眠ったりします。朝起きてラジオの内容をほとんど覚えていなければ、よく眠れたと安心したりします。夜眠れなければ朝寝坊したり、昼寝をしたりすればいいと思うのですが、これも思うようにできません。朝は何時もの時間に起きてしまいます。眠れなければムリに寝なくてもとも思うのですが、仕事の時は寝不足は頭痛やだるさでもろに影響が出ます。すみません。つい長くなってしまいました。何時でもどこでもいくらでも寝られた頃が本当によかったですね。これからも楽しみにしています。

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おかし

つぶあんさん、こんにちは。
まあ、同じ。
やっぱり若い頃のようには眠れなくなるものなんでしょうか……。
寝ないと寝不足になってしまうと焦れば焦るほど眠れない。
なるべく気にしないようにして読書してます。
ラジオもいいですね。

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