鍋でぐつぐつしながら洗う煮洗いは、鍋を使うのでふきんぐらいしかやったことがなかった。
バスタオルが薄汚れて、白いミッフィーちゃんの顔が黒ずんでいるのがいたたまれず、思い切って煮洗い決行。うちにある一番大きなステンレス鍋を使用。靴下や下着、作業着なんかを鍋で洗うのはさすがに抵抗があるけれど、バスタオルならギリギリセーフか……。気分を害した方はごめんなさい。
オットも後から話を聞いてギョッとしていたけど、あんまりきれいな洗いあがりで「まあ、いいか」となった。そのまま雑巾にして捨てるには惜しい肌触りのいいタオルだったんですよね。
バスタオルの黒ずみは高温でとれる!
煮洗いできるのは綿とか麻100%のタオルなので気をつけてね。
それにしてもぐつぐつ煮ると、みごとに汚れが落ちたのにはびっくり。以前持っていた今治タオルも、こんなふうに煮洗いすればもっと長く使えたと思うと惜しまれる。
洗濯を繰り返しているうちに雑巾みたいに固くなってくるものはあきらめもつく。でも洗うたびに柔らかくいい感じになじんできてて、悪臭がするわけでもないのに、ただ汚れがすっきりとれないというだけで処分しないといけないというのは残念でならない。
ミッフィータオルは、茶色に汚れたお湯を変えながら何度か煮洗いし、過炭酸ナトリウムを投入して一晩漬け置き、翌日洗濯機でふつうに洗濯。かなり汚れていたのでダメ元だったんですが、煮洗いだけで黒ずみがほぼとれたのにはほんと驚き。バスタオルの黒ずみは高温で落ちるんですね。もちろん肌触りもそのまま♪
お気に入りのバスタオルの汚れが気になったら、捨てる前に煮洗いがおすすめ。
ふだんづかいに便利な過炭酸ナトリウム
カビ汚れは洗剤の可能性
煮洗いでも落ちないのが黒カビ。これはもう過炭酸ナトリウム漬けで根気よく落としていくしかない。
洗濯機や洗い物のカビは、洗剤や柔軟剤によるものではないかと個人的に疑っている。マグネシウム洗濯に切り替えて過炭酸ナトリウム以外使わなくなったら、洗濯機のカビがなくなったからだ。ただうちは、収納時にカビ臭くなるのが悩み。でも、カビ臭もふだんの洗濯もマグネシウム洗濯と過炭酸ナトリウムでじゅうぶん満足している。
マグネシウム洗濯や過炭酸ナトリウムなどアルカリ剤だけで洗うアルカリ洗濯は、香りや肌触りに過敏になってしまったわたしにやさしい洗いあがりでとても気に入っている。家族からもとくに苦情はない。
シンプルに洗うと、生地が硬くならないので柔軟剤がいらないのもいいところ。
ウールなどデリケートな繊維のものは中性洗剤で手洗いするようにしているが、そういう衣服は持たなくなってきていて数が少ない。水洗いすると、生地の風合いが損なわれるという理由でドライクリーニングをすすめるのが一般的になってるけど、わたしは経年劣化をそのまま楽しみたい。ドライクリーニングって環境に悪そうだし、きれいに洗えてる気がしない。
成分が複雑な洗剤で洗濯しなくてもいいシンプル素材で長持ちしてくれる、綿や麻の衣服がいいとつくづく思う。
ホーローの洗い桶がほしい!
煮洗い専用にホーローの洗い桶があると素敵。
持ち手がなくて重いのが難点だけどおしゃれ。
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