洋服は消耗品。でも、いくら安いからって、石油をガンガン消費して大量生産している洋服を使い捨てのように着るような生活をしていていいのか、なんて思うようになったのはつい最近。
更年期になって肌触りに敏感になってしまったり、加齢による体型の変化で似合う洋服がわからなくなったりして、衣服についてあらためて考えることが増えた。それでとりあえずわかったことは、これまでのように数はいらないってことだった。
少ない洋服を着まわす生活には、うちで気軽に洗えてじょうぶな衣服を選ぶことが大事。
秋冬使えるじょうぶであたたかウールリネン!
最近は薄くて軽くて暖かい素材がいろいろあって、寒がりのわたしも重ね着がずいぶんラクになった。上質なフリースはウールやカシミヤに負けないあたたかさと軽さで重宝している。
このフリースに負けない使い勝手のよさで今注目しているのがウールリネン。
ざぶざぶ洗濯機で洗っても型崩れも毛玉もできない。それどころか洗うほどより柔らかな風合いになる。軽く10年は着られる耐久性もうれしい。
わたしが楽天ショップのオーダーメイドショップBST Apparelで作ってもらった袖なしのワンピースは、洗濯機で洗え、アイロンがけしなくても着られる。大事にすれば死ぬまで持ちそうなほどじょうぶ。フリースのようにカジュアル過ぎないので、きちんとした装いもできる万能アイテムだ。奮発しただけのことはじゅうぶんあったと思っている。
注文時には、メールで丁寧なサイズやデザイン変更の相談もできて親切で安心。
このテントラインのワンピースを袖なしでオーダーした。重ね着の季節は、袖なしワンピースのほうがラクに着まわせる。
【洋裁】シンプルなデザインで自作するのも方法
単純でシンプルなデザインの洋服は飽きずに長く着られる。年齢と共に流行に左右される必要がないというか、それより着心地のが重要になってくる。ところが市販の洋服は、流行ものが中心で、なかなか思うようなのがない。
今さらながら洋裁を身につけたいと思うこの頃である。着物をたくさん持っている人たちの間で、着物リメイクが人気と聞く。シニアも洋裁を始めたくなる時期なのかもしれない。
ウールリネンの服地は、じつはドライクリーニングをすすめているものが多い。とくにリネンは縮みやすいということらしいが、本来きちんと洗いをかけて調整した生地で仕立ててあるものは、水洗いで着られなくなるほど縮んたり型崩れすることはないはず。実際わたしのはまったく問題ないことからもわかる。
あらかじめ水を通し、ある程度縮ませて調整した生地を使えば、よほど特別なデザインや水に弱い素材でない限り、たいていのものは水洗いできるのではないだろうか。おそらく大量生産の市販品は、そういう地味な手間を省いて縫製しているのだ。その分低コストなんだと思う。水通しをして縮ませたら、それだけ生地もたくさん必要になる。そんなことしてそうにないよね。
ところで、ユニクロの商品は着なくても数年で経年劣化すると注意書きされているのをご存知だろうか。さっさと着てパッと捨てないと期限切れになる使い捨て商品ってこと。そんなユニクロ商品だけど、やっぱり便利だから愛用している。エシカル? な商品だけで暮らすなんてことは、残念ながら今のわたしには無理だけど、長年愛用できる洋服の良さもちょこっとずつ見直していきたいと思っている。
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