非常時に役立つバランス力に必要なもの

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ElisaRivaによるPixabayからの画像

食事にしろ家計にしろ、生活にはバランス力を問われる場面が多い。

なのにヒトはバランスをとるのが苦手な気がしてならない。とくに非常時はバランスを失ってパニックになりがちだ。

というのも、一般的な情報やデータをよりどころにして、それに寄せるようにしてバランスをとりたくなるからだ。しかし、案外一般的なデータや情報はあてにならないもの。

誰にとってもバランスのいい理想の食事はない

お手本のような栄養バランスの食事をとることがバランスのいい食事をすることだと思っていないだろうか。わたしは長年そんなふうに思い込んで、そんな食事はできない。だからダメだと思い続けてきた。

しかし、誰にでも当てはまるバランスのいい食事なんて、じつはないのではないか、と疑うようになった。同じように野菜ジュースを飲んでも、便秘が改善する人もいれば改善しない人もいる。必要な野菜の量やたんぱく質の量はそれぞれ違うからだ。体調や環境、体格や年齢によってもバランスのとり方は異なって当然なのだ。アスリートたちがプロのパーソナルトレーナーをつけて栄養管理をしていることからもわかる。

何の栄養素がどれだけ足りないかなんて、ふつうの人にはわからない。何となく甘いものを食べ過ぎたとか、体重が増えたから食べ過ぎた、などと思うくらいのこと。だからこの頃は、一般人でもはっきりした数値を知りたがるようになった。

でもその個人データを不特定多数の一般的なデータと比較していいんだろうか? 一般的なデータや情報は目標になるんだろうか? それより自身の長年の個人データと比較分析したほうがはるかに有効な気がする。もちろん一般的なデータが無価値だというのではない。ただそれにこだわっても仕方がないように思うのだ。

自分の個人情報は、自分が一番集めやすい。睡眠時間や生活スタイル、体調の気づきなどの情報は貴重だ。でもそれをわざわざ数値化して見える化できるようになったおかげで、本来備わっていた感覚、疲労感とか睡眠不足とかで体調不良を察知する能力が急激に衰え、それに伴うバランス調整能力が劣化しているとしたら哀しい。

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一般的な情報やデータをもとにバランスをとる家計の危険性

一般的な情報やデータをもとに家計のバランスをとることにも危うさを感じる。家計もまた、それぞれの事情が異なる非常に個人的なことだからだ。

わたしも世間体が気にならないわけではないので、一般的で恥ずかしくない生活をしたい思いは山々である。しかし、一般的な家計というのが存在しているわけではない。そんなものをめざして、ほんとに家計のバランスがとれるのだろうか。

家計で一番大事なのは、一般的な家計をめざすことではなく、破綻しないようにバランスをとることだ。

世の中の変化ははやい。いつの世間かもわからないような世間体にいつまでもこだわっていても仕方ない。

一般的な情報やデータを集める暇があったら、自分ちの家計データを集積したほうがいいと思う。

収入が増やせる可能性や支出を減らせる可能性は自分ちの家計データをもとに割り出すのだ。必要な収入と支出に関して、家計管理はいかに独自で現実的な分析ができるかにかかっている。

家計は、世間一般的な情報やデータと比較しても憂鬱になるだけでほとんど役に立たない。繰り返すが一般的な情報やデータに価値がないと言いたいわけじゃない。ビッグデータの分析はAIにお任せしようと思う。

ただ自分ちの家計は、自分ちの個人データと情報をもとにするのがいい。世の中とは、やじろべえみたいにつかず離れず、こちらもまたちょうどいいバランスを試行錯誤しつつ、現実的で可能な家計のバランスを模索していきたい。

自身の個人情報やデータは、自身で有効活用するとき、どんなビッグデータや不特定多数の情報よりも、生活のバランスをとるのに役立つ。

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