近所のドラッグストアに行くと、大きな「マスク品切れ」の文字がいきなり目に飛び込んでくる。空っぽのトイレットペーパーの棚には「デマ」の文字。異様な光景。
いつでも何でもほしいときに買える生活というのは、便利でありがたいものだったんですね。
考えてみれば、誰かが作って誰かが運ぶ物流が滞りなく回っている状態のほうが奇跡だったのだ。
マスクは必要な人に
感染症を広げないために、この時期みんなマスクが必要ということになっている。でも、日本人が全員マスクをすると、毎日1億枚必要ってことになる。これではいつまでたっても足りるわけがない。
今の時期、花粉症やぜんそくなどのアレルギー持ちの人にはマスクは必需品である。ほかにも高齢者や持病のあるハイリスクの方にもマスクは必要だ。それでは元気な人には必要ないかというと、それも時と場合による。
健康な人は、外を散歩したり公園で遊ぶようなとき、あるいは自宅で過ごすとき、人と会わないときなど、マスクが不要なことも少なくない。
「みんなマスクをして警戒しよう」という時期はとうに終わってしまった気がする。今は、警戒しないといけないような機会をなるだけ減らすように努めようという段階なのだ。
とはいえ、なかなかそういうわけにいかないから混乱している。経済活動との折り合いはむずかしい。
しかし、できる範囲で人ごみを避けたり接触を控えると、それだけマスクの消費も節約できる。本当に必要な人にマスクが届くことを願っている。
ところで、ハウスダストのアレルギー持ちで軽い花粉症でもあるわたしは、以前から洗える布マスクを愛用しているので、マスク不足で困ることはない。家族にも手作りマスクを作ろうと思っている。
トイレットペーパーがなくなったら
うちのトイレットペーパーは、もうしばらくはありそうだ。
と言っても、品薄状態が改善するのはいつのことかわからない。そうこうしている間に、うちのトイレットペーパーもなくなるかもしれない!
ティッシュで代用するにも限度がある。
余っているコピー用紙や半紙でおしりを拭くのはもったいないし痛そうだ。
一番いいのが新聞紙らしい。くしゃくしゃにすると、かなりやわらかく吸収性にも優れているとか。ただしインク汚れは避けられない。
最大の問題は紙の後始末だ。紙おむつのように袋に入れてゴミに出すしかない。考えただけで憂鬱になる。トイレットペーパーとは、なんとありがたいものだったのかと思う。
それにしても、在庫切れを恐れて買い占めたくなるモノがなんと多いことか。
これが食品だったらさらに深刻だ。自給率が低い日本のこと、じゅうぶんありそうでコワイ。
便利なものがあってあたりまえの生活は、たまたまうまく綱渡りができてるようなものなのだ。ちょっとしたハプニングでたちまち回らなくなって軌道修正もままならない。
新聞紙でおしりをふくのに慣れといたほうがいいのかな。(お願い!流通が改善しますように。)
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