大谷選手の「睡眠質より量」に共感して
睡眠不足はさほど問題視されてこなかった。むしろ自慢する風潮さえあったものが、最近になってとうとうひっくり返ってきた。
「やっぱり睡眠は大事だよなあ」と思い始め、いざしっかり睡眠時間を確保しようと決意したとたん、どうしたことか、うまく眠れない。眠るのだけは得意だと思っていたのにどうしたことか。これが年をとるということなのね。
あまり神経質にならないようにして、とにかく寝床でごろごろ過ごすようにしていたが、ときどき何時間も眠れない日もあったりして、さすがに難儀するようになった。寝床についても眠れないのが癖になると、布団に入っても睡眠のスイッチが入らないどころか「どうせまたなかなか眠れないに決まってる」といった暗示にかかってしまうとか。
どうしても眠れないときは、起きて読書するとか音楽を聴くとか、何でもいいから眠る前のルーティン(日課)を作って実践するようにするといいそうだ。
ただし、ついつい反応したくなるSNSのような刺激の強いものは避ける。どんどん目が覚めてしまうからだ。一方的に受けるだけのものがいいようだ。バカリズムさんは先を知っている漫画を読むという。専門家の先生は面白くない論文を読むそうだ。負担なく楽にできることなら何でもいいみたい。筆者は一度読んだ本や本のガイドブックを眺めるのが好きなのだが、ついつい面白くなっていつまでも読んでしまうことがないではない。
睡眠の質をどうこうするのは難しい。「量より質だ」と言わんばかりに、よくわからないもっともらしいアドバイスが横行していてうんざりしていたところ、大谷選手が「質より量」と言ったのは清々しかった。
睡眠の質を簡単に上げられるのなら苦労しない。だからとりあえず最低限の量を確保するよう苦労しているのだ。
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睡眠の質といびき
睡眠の質を下げる原因の一つはいびきである。
筆者は基本低めの枕で仰向けに寝るのが好きなので、ときどきいびきをかくことがある。どんな頻度でどの程度のいびきなのかはひとりで寝ているので正直わからない。
更年期以降にいびきをかくようになる女性は少なくないそうだ。筆者の母も年をとってからときどきいびきをかくようになってびっくりした記憶がある。
いびきは、なるべく横向きになる時間を増やすようにするだけで軽減できるそうだ。横向きが楽になる枕を使うといいようだ。
横向きを楽にする枕は、肩が邪魔にならないようにするため、ある程度の高さが必要。これまで仰向けを基準に考えていた枕を考え直そうと思っている。
睡眠と鼻呼吸
睡眠の質には鼻呼吸できることも大切だ。
筆者はしばしば鼻づまりで寝苦しい経験をしたことがある。鼻呼吸を促すために口テープを貼って眠るのだが、鼻が詰まっていてはできない。とはいえ鼻水や鼻づまりは通院してまで治療しようとはなかなか思わない。
筆者はとうとう副鼻腔炎を発症し、鼻水が喉に流れる後鼻漏(こうびろう)になり、とうとう耳鼻咽喉科に通院することになった。どうにか通院終了できるまで改善したけれど、鼻水・鼻づまりの段階でちゃんと手当していれば、もっと早く楽になっていたと思う。
鼻水・鼻づまりも馬鹿にできない。
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