まめに掃除していないせいだとわかっているが、たまにサッシの扉や窓ふきをすると、独特の嫌なにおいがして困る。砂埃やカビが拭き掃除で湿ったせいで臭うみたいだ。
先日、珍しく人が来るというので、あわてて玄関を拭き掃除すると、臭くなってあわてた。
溜め込んだサッシの汚れは拭いて湿ると悪臭を放つ!
その場はアルコールで何とかしのいだつもりでいるけれど、訪問者にはにおいがしたかもしれない。
毎日少しずつでも拭いていれば、サッシはにおわなくなるのだろうか。
たまに一度や二度、拭き掃除するぐらいでは、たまってこびりついた砂埃やカビはすっかりきれいになるどころか湿気を帯びて悪臭を放つ。ところがふたたび乾いてくると、においがなくなってくるのでそれきりになっている。
においのもとはきちんと除去できていないので、拭くたびににおうことになって、そうだったと思い出す。先日も念入りに拭く時間がなかったので、適当に切り上げたばかりである。
ほんとに拭き掃除をしてもくさくならないサッシはあるのか。
比較的頻繁に拭き掃除している窓のサッシは、これほど臭くならない気がしないでもない。風通しや温度など環境によっても違いそうだ。
どこもかしこも毎日きれいに拭き掃除するのは無理だけど、さすがに玄関扉はも少しまめに拭くようにせねばと反省したのだった。
そういえば、玄関のたたきも毎日拭いていたことを思い出した。掃除に凝っていた時期があったのだ。
無心に掃除していた頃
掃除や片づけの本をあれこれ読んだ中でも、とくに『ゴンおばちゃまの心が軽くなるすごいお掃除術』が好きで、掃除のルーチンを無心にこなしていた時期があったのだ。
思えばいろいろ思い悩むつらい時期だったので、掃除で気晴らししていたようなところがあったかもしれない。そのうち状況や気分も変わり、掃除に疲れて飽きて、すっかりいい加減になったのだが、基本的に拭き掃除と鍋磨きは好きなので、ひさしぶりに拭き掃除熱が復活の兆しを見せつつある。
振り返ってみれば、わたしが掃除に熱心になるときはあまりいいときではない。しかし、掃除でいっとき嫌なことを忘れ、ただ目の前がきれいになる喜びに浸ることで救われてきたのだ。
今は大事なことも忘れっぽくて、さらに深刻な事態にあるかもしれないけれど、まあそんな落ち気味なときも、拭き掃除はなかなかいい趣味だと思う。
こんなことをいうと、きれい好きのように思われるかもしれないが、残念ながらそれは違う。思いついたときに思いついたところだけ、とくに拭き掃除が好きなだけである。
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