修理不能な眼鏡

kowareta megane

パソコン作業のときにかけている中近両用眼鏡の鼻当てがとれた。確か二度目である。

軽さと掛け心地の良さで選んだフチなし眼鏡で、鼻当て部分に金属を使っていない。近眼用の眼鏡も同じ眼鏡で作るほどお気に入りだったのだが、今になって失敗だったと思う。

以前も部品があるかどうかわからないと言われ、メーカーに問い合わせて探してもらった記憶がある。今回もあるかどうかわからないという気のない返事。お願いしないまま帰ってきた。

フチなし眼鏡の落とし穴

フチなし眼鏡は、あたりまえだがレンズに直接穴を開けて部品を取り付けるデザインになっている。だからレンズだけほかのフレームで使い回すことができない。

そんなあたりまえのことに気づかなかったというか、そもそも眼鏡の部品がこれほど汎用性がなく、使い回せないものだとは知らなかった。

中でもわたしの眼鏡はかなり特殊なタイプの眼鏡だという。それにしても鼻当てが一つ折れただけで、まだ使える眼鏡が丸ごとゴミになるなんて、どうにも腑に落ちない。

どんな道具も劣化は避けられないことはわかっているつもりである。だからこそ、部品を取り換えながら大事に少しでも長く使えるようにできないものか。

そういえば、水筒でももやもやしたことがあったっけ。

眼鏡はファッションじゃなくて日用必需道具

わたしにとって眼鏡はおしゃれ道具ではない。欠かせない日用道具である。

似合っていておしゃれに見えたらそれは嬉しいけれど、アクセサリーのようにとっかえひっかえする趣味はない。どちらかといえば、なるだけ同じものを長く快適に使いたい。

そういう意味でフチなしフレームはよくなかったようだ。

眼鏡を買う時、修理や部品交換のことなんか、考えてなかったなあ……。

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