婦人之友10月号の新聞広告が目についた。「縫ってつくってエシカルライフ」だって、なんか素敵。そういえば、この頃何かと見聞きするようになった「エシカル」とはなんぞや?
「エコ」とは何が違う。倫理的って何?
流行語は変化が目まぐるしい。どんどん言葉を上書きしていって、ほんの少し前の言葉がやたら古臭く感じてしまう。
言葉は生き物のように変化するものだから仕方ないとはいえ、思考がついていかない。言葉が積み重なって洗練されていく豊かさを感じるゆとりがないのだ。
大量消費をあらためて、縫ってつくる暮らしもありだよねってことか……。
縫ってつくって買わない生活
わたしはパンツとブラジャーは自分で縫ってつくるようになった。
エシカルかどうかはわからない。
買うより縫ってつくったほうが快適だし、お金がかからないからだ。
と言っても、つくったほうがかえってお金がかかる場合もあるし、つくるには手間がいる。
だからみんな同じようにする必要はないと思う。
買う方が快適な人は買えばいいのだ。
ただ、買わずに縫ってつくる方法もあるから、買うしかないってこともない。
古くなったお気に入りのネルシャツをパンツに仕立てたときは、それはもう肌触りのいい上等なのができてうれしくなった。
補修しながら長く使えるのも気に入っている。
肌が弱い人にもおすすめ。
合わない既製服は縫ってなおす
ミシンもないし、洋裁ができなくても、既製服をなおすことはできる。
最近は動画でいくらでもやり方を教えてくれている。
わたしは身長が低いので、たいていの場合、ちょっと直したほうがしっくりくる。
かんたんに直せるデザインのものを選ぶことも大切。
あれこれやっているうちに、かんたんな洋服なら作れるようになった。
手縫いでつくった洋服は、自分で洗濯したり補修もできて長持ちする。
何より肌にやさしい上質生地の洋服が手ごろな値段でできるのがありがたい。
気に入った生地の洋服をジャストサイズで作ったほうが、イマイチな既製服よりずっと使える。
ただつくるときは欲張らないで、かならず完成させられるかんたんなデザインのものを選ぶのがコツ。ボタンホールやジッパー不要のものがおすすめ。もちろん、手づくり感満載の洋服は野暮ったい、と思う方には無理におすすめしない。
手縫いは、いつでもどこでもちょこちょこ縫い進められるので、まとまった時間がとれない人にも向いている。縫い目は多少粗いぐらいのほうがやわらかに仕上がるし、案外じょうぶ。縫い間違えても、かんたんに縫い直せるので、初心者もチャレンジしやすい。
わたしは手縫いが得意でも上手でもないけど、ちくちくするのが好きなので、実用的な趣味になっている。
気が向いたとき、適当に独学でちくちくしているだけなので、ほとんど上達しないけど、使うものをつくるのは、ほんと楽しい♪
おかげでここ最近、捨てる洋服がない! これってもしかしてエシカルライフ?
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