骨盤底筋トレーニングも加わる

排泄トラブルほぼ筋力不足が原因?

尿漏れも便秘も下痢も加齢による筋力低下が原因になることがあると知った。

尿はともかく便は腸の問題とばかり思っていたので驚いた。ただ思い当たるふしがある。筆者の便秘はどうも出口で詰まっている気がする。詰まりが取れると、こんどはしばらくふたが取れたように緩くなる。

便は大腸内ではほとんど液状で、最後の直腸でようやくほどよく水分の抜けた塊となるそうだ。そのとき便意をもよおす仕組みになっている。ところがストレスやタイミング、筋力低下等もろもろの原因が重なって、うまく排泄できないトラブルが生じることがある。これが便が出口で滞ってしまうタイプの便秘らしい。筆者はまさにこのタイプ。便秘のほとんどがこうした出口渋滞タイプという話もある。

こうした便秘の場合、腸には問題がないので、いくら善玉菌や食物繊維をとる腸活に励んでもなかなかすっきりしないようだ。問題は排泄にあるんだからあたりまえか。

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便意がわからなくなる

出口で詰まる便秘を繰り返していると便意がわからなくなるらしい。加齢とともに感覚が鈍ることもある。排泄のタイミングを外しても便意が失われるという話はよく聞く。便がタイミングよく排泄できないのはありがちだが想像以上に深刻な問題なのだ。

こうした排泄をコントロールするのに重要なのが周囲の筋肉なんだそう。排泄にかかわっているといわれている筋肉が骨盤底筋というインナーマッスル(奥の方にある筋肉)なのだ。

骨盤底筋トレーニングは地味

骨盤底筋というのは、内臓を支えたり排泄をコントロールするのに使われている大事な筋肉。からだの中のほうにある縁の下の力持ち的な筋肉である。ほとんど意識することがないので、加齢とともに衰えやすい。

骨盤底筋トレーニングは肛門をきゅっと締めたり緩めたりするトレーニング。動画では肛門とは言わず、トイレを我慢するような感じと表現している。厳密には肛門ではないのかも……。まあとにかく地味なトレーニングである。

慣れるとどこでもできるので、毎日気づいたときにするといいらしい。簡単なようだが、ふだん意識しないところなので、うまくできているのかわかりにくい。とくに息を吐きながら締めて、吸いながら緩めるのが逆になったり、お腹にばかり力が入ってしまったりとけっこうむずかしい。

こうした地味なトレーニングが尿漏れなどの排泄トラブルには一番効果があるのか、医療現場でもすすめられているようだ。そんなわけで毎日の運動に加えることにした。加齢は筋力との闘いである。

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