アウトプットとは、辞書で調べると「出力」とあります。もとはコンピューターから情報を取り出すことの意味で使われていました。ここでは、話したり書いたりして表現することとします。
心が晴れるアウトプットのおすすめ3つを紹介します。
「困りごと」アウトプット
先日、発達障害の子どもが当事者会に出席しました。
順にそれぞれ近況を話すだけのシンプルな集いなんですが、子どもが言うには、ふだんなかなか説明してもわかってもらえない困難を抱えながら生活しているので、みな話せばわかる人との会話に飢えてるような印象だったとか。きっと子ども自身もそうだったんでしょう。和やかな時間を過ごしたようでした。
わたしも子どもが不登校だった頃、不登校生徒の母の会に定期的に出席していました。これも近況を話し合うだけの会だったんですが、ふしぎなほど自然に打ち解けて、ずいぶん救われました。
こういう似た状態にある人の集まりはほかにもいろいろありますよね。
わたしも出席するまでは、何か問題が解決するわけでもないし、ほかの人の話を聞いてもどうすればいいのかわからないし、話すのもおっくうだし、全然期待してなかったんです。
でもひとりで困っているより断然よいです。もし迷ってるならぜひお出かけください。
ところで、わたしはひとこと日記をつけているんですが、あるとき内容が連日愚痴ばかりで、読み返していてちょっとうんざりしたんですね。それ以来、気がかりなことを書きたいときでも、なるべく前向きな表現に努めるようにしたところ、あらふしぎ。書いてすっきり、読んで癒しの日記になりました。
話すにせよ書くにせよ、困りごとを言葉にしてアウトプットすると、それだけで何かもやもやしたものが整理されるところがあるように思います。
「やりたいこと」アウトプット
夢や目標は、口にしたり書き出したほうがかなうってよく言いますよね。
これは言ってしまったら引っ込みがつかなくなってがんばるしかなくなるのと、応援してくれる人ができるからと言われてます。
やりたいことをアウトプットできないのは、なんか恥ずかしいと思っているからかなぁ、と思ったりしてたんですが、よくよく考えてみたら、自分がやりたいことは何か?
これ難問です。
大きなやりたいことは、小さなできることまでおろしてくるといいらしい。
とりあえず今日やりたいことをアウトプット。
「励んでいること」アウトプット
がんばっていることもせっかくだから話したり書いたりしてアウトプットするとますます励みになりそうです。
「やりたいこと」と同じで「励んでいること」も、言葉にしてアウトプットすると、何となく流されてうやむやになりそうなことがすっきり整理されてはっきりする気がします。
話を聞いた人が新しい情報やアドバイスをくれるかもしれません。
そうでなくても、うまくいかないときに励ましてくれるかもしれません。
そうでなくても自分の人となりが相手に伝わるかもしれません。
そうでなくても自分の気分は晴れます。
わざわざ言葉にして吐き出すのがいいみたいなんですよね。
アウトプットできる人や場所があるって幸せです。
お試しを。
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