今こそ「小さな暮らし」にシフトしよう

巷では、年金2,000万円問題とか言って大騒ぎしてますが、「今さら何言ってんの」って感じです。薄々わかってたけど、コワいから考えないようにしてたのに、とうとうあからさまになって、まぁそれはそれでショックってところでしょうか。

誰も何も手を打たないというか、もめてるだけで話し合いにならないのは、きっといい方法が見つけられなくて、どうすればいいのかわからないんだろうなぁ。

それはうちの家計も同じだから気持ちわかります。

「小さな暮らし」にシフトするチャンス！

うちも「そのうち何とかなるんじゃないか」なんて思っていた時期がずいぶんありました。

「足りない」ことを受け入れるのに、それはそれは長いことかかったんですよ。

身の丈を思い知り、生活スタイルを修正するのって、そう簡単なことじゃありません。

世間体や見栄やら、かなぐり捨てるところまでいかないまでも、付き合い方から服装まで、修正を迫られることも……。痛みがないわけがない。

できるだけ先延ばしにしたいのが人情。

でも、早ければ早いほど傷が浅いのもほんと。「もっと早く、今のような暮らしができてたら」って思いますもん。

今こそ、「小さな暮らし」にシフトする絶好のチャンスなのかもしれません。

「小さな暮らし」比べないことが成功のポイント

かっこよく、おしゃれに「小さな暮らし」を提案している方もたくさんいます。

お手本や目標があるのは悪いことではありません。

でも、その通りにできないことがストレスになっては元も子もない。

暮らしの修正は、片づけと同じで、死ぬまで続けていかないといけないこと。

いっぺんに終わらせようとがんばり過ぎないのが長続きのコツ。

いくら「小さな暮らし」にするためとはいえ、お金がかかることはとくに慎重にしたい。

状況や環境はみんなそれぞれ違います。無理なくできることを考えて、コツコツ地道にやる。あまり人と比べないほうがわたしなんかは心が乱れない。

わたしのように、ねたんだり劣等感を抱いてしまいがちな器のちっちゃな人は、お手本や目標を持たないほうがマイペースでいられていいかも。

資本社会の洗脳力に注意

「お金がないと生活できない」のはほんとかもしれませんが、お金がないと死んでしまうというわけではありません。

資本社会は、お金が回らないことにはどうにもならないシステムなので、何でもお金に換算し、お金がないと何にもできないように思わせてきます。

今はその資本社会が大きく前に出過ぎてて、それ以外の社会が見えなくなっているんですね。

人間社会は資本社会だけでできてるわけじゃありません。お金が通用しないところもあるんですよね。誰にでもお金で代替できないものってありますよね。お金があっても役に立たないものごとが確実に存在するんです。

誰もが欲しがるお金にも限界があって、「いくらくれてもそんな仕事はしない」とか「それぐらいのお金では働かない」という人が増えれば、資本社会は成り立たない。

佐藤優氏が官僚としてロシアにいた頃は、ロシアのお金では何も買えないのに、煙草だとたいていのものと交換できたそうです。お金は、何でもほしいものと交換できてはじめて価値がある。

でも、人間には、お金だけあっても満たされないところがあるんですね。

「そんなことない。お金でできないことはない。」と思ったあなた、資本社会にどっぷり洗脳されてますから気をつけて。

お金がないなら、ないなりの暮らしが人間にはきっとできるはず。

お金に依存し過ぎない暮らしを模索するときなのかもしれません。

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