お風呂に入るとからだじゅうがかゆくなっていた。足は粉をふいたようにカサカサで、背中は湿疹でかさぶただらけ。今思えば、それが更年期障害の始まりだった。
若い頃は比較的肌が強く、とくにトラブルがなかったせいで、無頓着でいられたのがかえってよくなかったか。最近ようやく老化とうまくつきあえるようになった。
これからの寒い季節、乾燥や湿疹が出にくいあたたかい重ね着のアイデアを紹介したい。
ナイロンタオルでごしごし洗わない!
簡単に泡立つ便利なナイロンタオルでからだをごしごし洗うのをやめるだけでずいぶん変わった。シャンプーはもちろん、石けんも使わなくなった。綿のタオルで拭うように洗うだけ。お風呂では湯舟にしっかりつかる。タモリ式入浴である。
洗わなくなってから静電気で困ることもなくなった。脱シャンプーにはしばらく苦労したけれど、今はほんとにやめてよかったと思う。洗わない生活はいいことばかり。
といっても、洗浄剤で洗ったほうが気持ちいい人もいると思うので、そのあたりはそれぞれ試して加減してほしい。一方ではタワシなどで皮膚をこする摩擦による健康法もある。皮膚に刺激を与えるメリットは、皮膚を傷めるデメリットと引き換えにあるのだ。どちらを優先するかの話である。少なくとも乾燥敏感肌を何とかしたい場合は、肌を刺激しないようにしてようすをみるほうがよい気がする。
タオルにおすすめ♪ 肌にやさしいリネンワッフル
肌に直接触れるインナーを綿素材にする
肌に直接触れる下着は、わたしはコスト的に綿を選んでいる。シルクなんかもいいらしい。人工繊維が必ずしも悪いとは限らないと思うが、化粧品と同じく、石油製品は肌にダメージを与えるおそれがある。ほんとのところはよくわからないし、体質にもよると思われるので、これもはっきりしたことは言えない。少なくともわたしの場合は綿素材にして肌の調子が改善した。
寒い冬は、綿下着の上にユニクロのヒートテックを重ね着している。このほうが肌にはいいようだ。
綿の肌着は、古くなってくたくたになってきた頃が一番着心地がいい。無印良品のコットンウールストレッチあったかUネック九分袖シャツは、おろしたての頃、窮屈ではないんだけど、なんかフィット感がなじまず、どうなることかと心配していたのだけど、今年はとってもいい感じ。伸び伸びになったベルメゾンのホットコットがようやく捨てられそう。
高機能な人工繊維の防寒インナーがもてはやされている一方、綿100%をうたったインナーも増えてきているのはありがたい。やっぱり天然繊維のほうが安心といった需要があるようだ。
これまで、正直地球環境のことまで考えたことなかったが、グレタ・トゥンベリさんの真剣な顔を見ていたら、あまりにもかわいらしくて、消費するだけ消費して、後は知らないと勝ち逃げのように死んでいくのも悪いような気がしている。そんなわけで、この頃はどういう原料でどんなふうに生産された製品かも気にするようになった。
現実的には、少しでも安いものを選んで買うような生活をするしかできないのだけれど、持っているものは大事に使い、ゴミを減らすように心がけて暮らしたいと思う。
【無印良品】綿とウールで真冬もあったかUネック八分袖Tシャツ
無印良品のコットンウールあったかシリーズは寒がりな人におすすめ。月に1回あるmuji会員限定10%引きの期間をぜひ利用したい。わたしはシーズン末に半額で購入した。シーズン末まで待つと、色やサイズが選べない可能性もあるので注意。
無印良品は3.300円以上送料無料のロハコで購入できるものもある。
10%のウールは綿にくるまれているので肌には直接触れない仕様。ちくちくしないから安心。新品は多少伸びが悪いが洗濯を繰り返すうちにやわらかくなじんでくる。型崩れに強く、あたたかい。
ベルメゾンのホットコットは95%綿でお手頃価格
ホットコットは古くなると伸びて型崩れするが、新品からいきなり着心地がいい。
薄くて伸びがいいのでラク。襟ぐりが広く、重ね着しても見えにくいのがとくちょう。防寒機能はその分弱い。
ホットコットもシーズン末には大幅値下げになるが、人気商品のため、いつもほとんど在庫がない。
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