今、自分にできることは何でもやろうという機運が高まっている。100年に1回あるかないかの感染症で、世の中が滅茶苦茶になっているからだ。
そんな中「休業補償はできない」「PCR検査はできない」など、堂々とできない宣言をされるとがっかりする。できているところがある一方、できないところがある現実を思い知る。
できない言い訳の中に行き詰まりの原因がある
「できない」という勇気も必要だ。
しかし、できない言い訳をするだけで終わっては何にもならない。もっともらしい言い訳をして、何となく反省したつもりになってしまうのは最悪だ。できない理由にこそ行き詰まりの原因がある。その行き詰まりと向き合うことが大事だと思う。
できない理由はだいたい以下のように集約できる。
- お金がない。
- 人が足りない。
- 物資が足りない。
- やりたくない。
アドラー風にいうと、できないことはたいていやりたくないからだったりする。
内心やりたくないかやる気がない、あるいは本気でやろうと取り組まないことは少なくない。はじめからあきらめてしまうことも多そうだ。能力やスピード感に欠けており、成果が見えないという残念なケースもないではない。また、経過を伝える努力を怠っている場合も考えられる。
あるものを使う発想の転換
できない理由を見ると、ないことが原因であるとわかる。どうにかして調達する方法を考えるのもいいが、それができないからできないことになっているのである。今あるもので、いかにしのいでいくかを考える発想の転換も重要だ。
そのためにできない理由を検証しているのである。できない理由の中には、やる気のない言い訳だけでなく、今できることのヒントが隠れているからだ。
ないなら作れないか、代用できるものはないか、こうした発想はできない理由をよくよく検証してはじめて出てくるものだ。
今わたしができることは、家計をできる範囲切り詰めて節約すること。でも、それには限界があることもわかってきている。想像以上にコロナの影響は長引きそうだからだ。
家賃を払えなくなったとき、医療費が払えないとき、どこの誰にどんなふうに助けを求めればいいのか、調べておかねばと思う。
生活支援のご案内(厚生労働省)
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