なぜアルコールが足りないか? 解説記事を読んでわかったこと。

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Adriano GadiniによるPixabayからの画像

コロナ騒動では、そのうち解決するだろうと思っていたこともなかなか解決しない。その一つが消毒用アルコールの不足だ。増産しているというが、マスク同様店舗から消えて久しい。

なぜこんなにもアルコールがないのか? 容器がないという話もある。でもきっとそんな単純なことではない気がしていた。PCR検査が増えないのと同じように、知らないところでいろんな問題がありそうだ。それを知りたいと思っていたら、次のような解説記事を見つけた。

なぜアルコールが足りないのか? アルコール危機の陰に垣間見える経産省の深刻な不作為

アルコールはないわけじゃない。

アルコールは、マスクのように中国からの輸入品に依存しているというわけでもなく、トイレットペーパーのようにたっぷり国産品があるから安心してだいじょうぶというのでもないようだ。

解説記事によると、アルコールは、輸入と国内生産を合わせて2018年は81万キロリットル流通している。そのうち、医薬品用途はわずか5%の4万2千キロリットル、酒類は27万キロリットル。多くはその他の用途に分類される。

最近、酒造メーカーが消毒にも使える高濃度アルコールの販売を始めたが、以前から愛用しているわたしからしてみると、これがべらぼうに高価。気軽に使えない。というのも酒税が上乗せされているからだ。

5月以降、医療機関向けについては非課税になったようで、続々と酒メーカーが消毒に使える高濃度アルコールの生産に乗り出しているようだが、一般に出回るほど余裕はなさげ。たとえあっても高価過ぎてとても買えない。

医薬品と酒類を除いても、アルコールはまだ半分以上あることになっている。それをうまく融通すれば、消毒用アルコールが足りなくなることはないはずだが、それがどうもうまく調整できていないのが現状なのだ。

お願い。縄張り争いはやめて。

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アルコールにはいろんな縛りがあって、所轄の縄張り争いが柔軟な対応を難しくしている模様。

財務省と厚労省は何とか調整したけれど、アルコールの大部分を支配している経産省がまったく動かないために、残り70%近いアルコールが融通されないままあるという。

一般アルコールの融通なんて思いつきもしてない?

アルコールの大半は工業用で、経産省が管轄している。

アルコールを使いたい場合、経産省に申請して許可を得なければならない。これがもうほとんど嫌がらせのようなめんどくさい手続きで、あきらめさせる手順とまで言われているそうだ。

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経産省管轄の工業用アルコールの大半は95%エタノール(不純物は水)で一般アルコールといわれている。非課税で格安。人体にも安全。お酒への不正流用を防ぐためもあってか、異常に厳しく管理されていて、気軽に使えないようになっているようだ。

しかし、この一般アルコールを解放して消毒用に回せば、あっという間に広く一般家庭に消毒用アルコールが行き届くことになるのだ。多少消毒用アルコールに回したからといって、他で困る心配もない。それくらい潤沢にあるようだ。

経産省は、一銭の得にもならないと考えてのことか、思いつきもしていないのか、一向に動く気配がないという。

一般アルコールを解放したら、アベノマスクの失態はなしにできるかもしれないのに……。

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