太ったから五十肩になったのか、五十肩になったから太ったのか
中年太りで何度かダイエットに挑戦。その頃は老けたくなかったし、少しでも見た目をよくしたいという意欲もあって、それなりに減量に成功していた。更年期には健康意識も芽生え、好きじゃない運動にも取り組むようになった。それなのに体重は徐々に増え続け、とくにここ一年の増加が大きい。
そのせいで肩を傷めたのではないかと疑っている。左右両方五十肩(肩関節周囲炎)になるのは珍しい。十年以上続けている開脚エクセサイズのひとつに両手でからだを支えながら1分間開脚するものがある。開脚できるようになればなるほど脚ではなく腕に重心がかかってからだを支える格好になる。もともと腕の筋力がない筆者はぷるぷるふるえながら耐える。腕の力がないのに体重が増えて無理な負担がかかってしまったかもしれない。
肩を傷めてはじめて気づいた。下半身のトレーニングは案外上半身を支えにバランスをとるものが多いのだ。だから肩を傷めても下半身の運動ならできると思っていたら大間違いで、肩が痛くてできないものがほとんどで、痛みがある間、運動を休むしかなかった。そもそも痛みがあると何する意欲も失う。このことがさらに体重増加の原因になった可能性は否定できない。
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痛くて何も考えられない
五十肩の痛みは半年続いた。もう治らないかもと絶望するほど長かった。お正月を過ぎたあたりから日に日に痛みがなくなってきたので、ようやく運動を再開した。
少々痛くても早くから運動したほうがいいという人もいて、筆者も無理して動かしてみたりしたけれど、今にして思えば、ちょっとぐらい無理をしたからといって、早く回復するとは思えない。むしろ痛みがぶり返して長引くだけだったような気もする。
専門家の指導の下でない場合は、痛みがおさまって動かしてみようという気持ちになるまで無理しないで安静でいいと思う。とはいえいつになったら痛みが治まるのかと待ち遠しくてあせるし、このまま治らないんじゃないかと不安にもなった。それでもとにかく痛いので、結局じっとがまんして待つしかなかったなあとつくづく思う。「動くな!」って、まるで叱られてるような激しい痛みだった。
痛みがあると、生活の質が著しく低下する。ほかのことが何も考えられなくなるのだ。片頭痛があったときもそうだった。たとえ一時的であっても痛みを軽減させる方法を取り入れることが大事である。筆者は入浴で肩を温めることと病院で処方してもらった鎮痛シップでしのいだ。痛みがひどいときはロキソニンという鎮痛薬を服用していた時期もある。
とりあえず痛みをある程度抑えることが最優先課題。それがスタート。次どうするかはそのあとでなければ考えられない。
固まって動かなくなった肩や腕のリハビリと史上最重量になってしまった体重減量どうするか、ようやく考えるときが来た。感謝である。
痛くないって幸せだ。
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