睡眠障害の光治療
子どもが中学生のとき、まだ発達障害と診断される前だからもう十年以上昔のこと。不登校になって過眠状態になって入院した時、当時まだ珍しかった光治療というのを受けた。そのときセロトニンのサプリメントも処方されていた。今思うと最先端の治療を受けていたことになる。
でも正直少しも効果が感じられなかった。
最近になって、睡眠を促すセロトニンが15時間後にじゅうぶん作られるように、光をしっかり浴びなければいけないという理屈を知った。そういう説明を受けていたら、もしかしたらもっと違う結果になっていたかもしれない。
光治療にはいまでも不信感がある。睡眠にはまだわからないことが多いからだ。
スポンサーリンク
睡眠と気温
個人的には光より気温の影響が大きい気がしている。
睡眠時の気温が下がってきたので、猛暑時よりずいぶん眠りやすくなった。布団があったかすぎて暑くなってくると目が覚めてしまう。就寝時はまだあたたかいので薄着で眠ると、朝型急に気温が下がって寒い思いをする。気温差が大きい今の時期、服装だけでなく寝具選びもむずかしい。室温で調整できればいいんだろうけど……。
睡眠は質より量
結局睡眠は質より量をじゅうぶん確保し、睡眠不足にならないように気をつけるのが一番だと考えている。
若い頃のような寝つきの良さは失われてしまったけれど、眠れないからといって夜更かしはしないようにしている。どうしても眠れないときは静かに読書して眠りに備えるように心がけているが、布団でごろごろするのも嫌いではない。しかし、布団に入って長時間眠れないのが習慣になるのも良くないという。眠れないことを意識し過ぎてあせってしまうからかもしれない。
筆者は、布団に入ったときがいちばんゆっくり考えごとができる時間だと思っている。段取りや考えをめぐらせるのに一番いい。入浴時は読書するので案外ゆっくりできない。眠れないときは、ぼうっとゆっくり考えをめぐらせるのにぴったりなのだ。
そんなことをすると、だんだん目がさえてしまうという人は、考えのめぐりが悪く、思い詰めているのかもしれない。ぼうっとする練習だと考えてみてはどうだろう。
合わせて読みたい関連記事
スポンサーリンク