洗髪が負担にならなくなった
シャンプーをやめて湯シャンが気持ちよくできるようになるのには、ずいぶん時間が必要でした。べたべたするし、髪をとかすたびに白いものが付着し、においもとれなくて苦労しました。途中で何度シャンプーしたくなったかわかりません。
それでもやり通せたのは、更年期で頭皮が過敏になって弱っていたので、何としてもシャンプーを断ちたかったからでした。
長年シャンプーやコンディショナーでコーティングされた髪は、接着剤でもついたようにベタベタして、湯洗いだけではとても落とせない感じでした。だからといって、シャンプーを使うわけにはいきません。結局、新しい髪に入れ替わるまで待つしかなかったと思います。髪が生え変わると共に、不快なベタベタもにおいも、嘘のようになくなりました。
ベタベタ期は、できる限り髪を短く切り、髪が少しでも早く入れ替わるようにするのがいいかもしれません。
シャンプーやコンディショナーでコーティングされていない髪は、湯洗いでじゅうぶんきれいになるので、洗髪が考えられないくらいかんたんにできるようになりました。これなら高齢になっても、負担なく自分で洗えそうです。シャンプーをやめて、本当によかったと思います。
石けん洗髪が快適に
シャンプーで洗ったことがない髪は、少しの石けんでも泡立ちよく、すすぎもかんたんです。直後は多少きしみますが、クエン酸リンスを使うほどではなく、乾かすと、何も使わなくてもさらさらしっとり仕上がります。
石けんはぬるぬるしないので、すすぎ自体は一瞬で終わります。だからじゅうぶんで丁寧なすすぎをするのも負担がありません。
わたしの場合、石けん洗髪は一週間に一回もすればじゅうぶんなんですが、個人差があることなので、頭皮の脂が気になる方は、まめに石けん洗いをしてもいいと思います。肌の調子や環境はそれぞれです。石けんを適度にうまく使うと、湯シャンがより快適になります。
髪が汚れにくい
これは本当に不思議なんですが、シャンプーをやめて、髪が入れ替わると、髪がにおいにくくなりました。
シャンプーを使っていたときは、髪がすぐにおうので、毎日洗わずにはいられなかったのが嘘のようです。
素人考えですが、髪がにおうのは、シャンプーやコンディショナーのコーティングのせいだったのではないかと疑っています。髪も頭皮も、余計なものを使わなければ、肌にある自浄作用がはたらいて、毎日の湯洗いで、ある程度の清潔は保てるのかもしれません。
洗濯でも同じことを感じます。合成洗剤や柔軟剤をいろいろ使って洗濯していたときよりも、シンプルに石けんで丁寧に洗ったほうが、汚れもよく落ち、衣服もにおいにくくなったように思います。
もちろん個人的な感想に過ぎませんが、髪の傷みや敏感肌にお悩みの方は、脱シャンプーにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
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