『ナリワイをつくる』を読んで以来、競争しない小規模な生活密着型ビジネスで小ぢんまり収入ができたら素敵だなぁ、と思って『月3万円ビジネス100の実例』という本を手にとってみました。想像していたとおり、簡単にできそうなのは一つもありません……。
でも、楽しそう♪
月3万円ビジネスのとくちょう
月3万円アルバイトで稼ぐ場合、時給千円として月に30時間。1日2時間労働で15日。週に3日~4日出勤ってところです。
たとえば、自宅で手づくり商品を売る場合は3万円売っただけではダメです。材料費、送料、仲介手数料などの経費と手間賃をプラスした分売り上げないといけない。小規模だと原材料を大量にまとめ買いしてコストを下げるには限界がある。
つまり、月3万円規模のビジネスでは価格競争がないものを選ぶのがコツみたいです。
となると、むちゃくちゃハイセンスで高技術なものでないといけないような気がしますが、そうでもない。
- ひたすら手間がかかってめんどうくさいもの。
- 安心な原材料で作られているもの。
- 環境にいいもの。
などはそこそこ需要があるようです。
で、道具や材料も自作するのが基本なんですよね。
買ったほうがラク!とか、アルバイトのほうが簡単! と思ってしまう人にはなかなかきついかもしれません。
ハンドメイドマーケット
ワークショップ型ビジネス
月3万円ビジネスは、何人かで集まって作るイベントを開催するワークショップ型ビジネスが主なもののようです。
わたしの好みでピックアップしてみると、蒸留器を作って手づくりのエッセンシャルオイルを作るとか、オーガニックの蚊取り線香を作るとか、麹づくりなんかもおもしろそうなんですよね。教え合って、それぞれが競合しない程度の規模で仕事を作り出していくような感じみたいです。
なかにはパン屋さん経営に乗り出す人も。でも、仲間で設備をすべて手づくりし、週に2日とか3日だけ営業するようなスタイル。たくさん作ってたくさん売らなくても利益が出るような運営なんですね。もちろん借金ゼロ。地方ならではのメリットをうまく生かし、よく考えられた方法です。
人見知りのわたしなど、ワークショップといったイベントは、少々敷居が高い気がしますが、こうした何か具体的な作業をいっしょにすると、自然に親しくなれていいのかもしれませんね。ビジネスと言っても、大金が絡まないので人間関係もややこしくない。何だか部活みたいです。
なんにせよ、働き方や仕事の選択肢が幅広くなっていくのはいいことですよね。
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