羽毛の偏りが半端ない!
それほど上等の羽毛布団ではない。ダウン85%、フェザー15%、重量1.4kg。ごく標準的な羽毛布団である。
あるとき行きつけの美容室で、何か寒いと思ったら、羽毛が偏ってぺしゃんこになってることに気が付いて、あわてて買い換えたという話を聞いた。
じつはそれまで羽毛が偏るなんて知らなかったし、正直気にしたこともなかったのだけれど、あらためて自分の布団を見たら、見事に羽毛が偏っていてショックを受けた。肝心の真ん中部分がぺたんこである。同じレベルの布団を買い換えるとなると、かなりの支出だし、今ある布団を捨てるというのには、どうにも抵抗がある。へたっているにせよ貴重な羽毛だからだ。
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羽毛布団を買い換えずに打ち直すことに決めた理由
調べると、羽毛布団の打ち直しをしてくれる工場がいくつかあって、とても人気のようである。申し込んでから仕上がるまでに三か月以上かかるようだ。新しい布団に買い換えた方が安い場合もある。それくらい打ち直しにはそれなりのコストがかかる。
正直布団の素材にこだわりはないのだけど、この年になると、暖かさと軽さはそこそこでないと困る。羽毛以外の素材を調べてみたものの、いい布団はやっぱりそれなりのいいお値段である。
いずれにせよ同じくらいお金がかかるなら、手持ちの羽毛布団の打ち直しをやってみようという気になった。ちょうど楽天の西川ストアの羽毛布団リフォームが期間限定特価でずいぶん安くなっていたので、さっそくお願いすることにした。
昭和西川の羽毛リフォームのいいところ
羽毛を洗浄してくれる専門の工場はいくつかあって、新しい生地に詰め直してくれるところはだいたいどこも同じ。羽毛の追加量や生地の素材で値段が違ってくるようだ。
西川はシングルの場合、かならずダウン200gを追加してくれる。
羽毛を詰める生地がボリュームが出やすくて温かい立体キルト構造と明記されているのがとくに気に入った。表と裏の生地を直接縫い合わせてある一般的なキルト生地と異なり、表と裏の間にマチがあるものなので、マスの中での羽毛の偏りを抑えることができるという。またすぐに偏ってしまっては残念過ぎる。
また、羽毛布団を詰める生地は綿100%がよいとされているが、西川では軽さを重視。綿15%、ポリエステル85%の軽量生地を使用。通気性が気になるところだが、綿100%よりあたたかいかもしれないと思うことにした。生地はお任せの花柄というところが多い中、西川は無地のベージュでおしゃれなのもいい。
セール価格のときに申し込むのがおすすめ
うちはたまたまタイミングよく期間限定の特価で申し込むことができた。
やると決めたら安い時を見計らって申し込むのがおすすめである。布団の送付セットが届いても、すぐに布団を送る必要はないからだ。いつまでという締め切りがはっきりあるわけではなく、こちらの都合で運送業者に連絡すればよいことになっている。一年以内であればいけそうである。
ただ寒い冬に間に合わせたいなら、秋ごろにあわてて出すのでは間に合わない。それなら夏に冬布団を預けてしまうのがいいと考える人が多いらしく、冬布団のオフシーズンはそれなりに混み合うようである。混み合う時期は四か月かかることもあるというから気を付けたい。
ちなみにうちは四月中旬に送付セットが届き、五月の連休明けくらいに布団を送付し、ちょうど一か月後くらいの六月中旬に打ち直されたぴかぴかの布団が届いた。時期が早かったのか、空いていたようである。
買い換えるよりかなり安上がりで満足のいく布団の打ち直しができて喜んでいる。
これでまた十年は使えそうである。
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