椎骨動脈乖離と枕

tsuikotsudomyakukairi makura

MRI検査で、たまたま二度も椎骨動脈乖離が見つかると、さすがに血管がもろいのではないかと心配になる。脳外科の先生には降圧剤を処方され、少なくとも半年ごとにMRI検査をするように言われている。

二度目の椎骨動脈乖離のときは、これまで経験したことがないほどの頭痛が一カ月ぐらい続いて眠れなかった。首筋がつったような痛みから始まったのだが、そういうことはこれまでにもよくあることだったので、とくに気にしていなかったのだけれど、あれが動脈乖離の痛みだったと知って以来、首筋の痛みがすっかりコワくなった。

もしかしたら知らないうちに、これまでに何回も椎骨動脈乖離を発症していたのではないか。たまたま動脈硬化やくも膜下出血に至らず治っただけだったのかもしれない。そう思うとぞっとする。

椎骨動脈というのは、頭の後ろ側の首の付け根あたりにある。仰向けに寝ると、ちょうど枕で支えるところあたり。枕の具合が悪いと、すぐ傷めそうなところだ。

若いころは、どんな枕でも平気だったのに、やっぱり年とともにからだの柔軟性がなくなってくるのか、しばらく気に入って使っていた枕が不調になって、また最近新しいのに変えた。

頚椎サポート枕といっても多種多様

手作りタオル枕はいいけれど

枕に凝り出した当初は、タオルを積み重ねて自分で作っていた。これをやったおかげで、自分の頭の形や好みがずいぶんわかるようになったのはよかった。しかし、毎晩タオルを整え直すのがとにかくめんどくさいので挫折してしまった。頭の重みでタオルがぺちゃんこになるので、タオルケットなど相当数積み重ねて作らないといけない。首当たりがやわらかでやさしいのがよかった。

ブレスエアー+中空パイプ

次に使ったのがブレスエアーという丸洗いできるクッションシートにやわらかいストローみたいな中空パイプを加減して高さやフィット感を調節できる枕を愛用。

タオル枕のとき、頭が想像以上に重くて沈んでしまうのがわかったので、へたりにくいシートがあったほうがいいと思ったのだ。クッションシートの厚みは5cmほど。

しばらくはこれでよかったのだけど、寝起きに首筋が痛くなることが増えてきたので変えてみることにした。

考えてみれば、頭は自然に沈むぐらいのほうが姿勢的には自然なのかも。

いっそパイプだけの枕がいいかもしれない。

低反発ウレタン枕

今回購入したのは低反発のウレタン枕。値段はピンキリだが、比較的安価なものを選んだ。値段が高い枕の方がからだに合いやすいとは限らない。

頭や首の形にはかなり個人差があるし、寝るときの姿勢もいろいろだ。

今回は、首を支える部分のあたりがやわらかいものを選びたかった。これまでは比較的固めが好きだったのだけど、やわらかいほうが首を傷めにくそうだからだ。

ウレタン枕は、洗えないし蒸れそうだからこれまで避けてきたのだけど、首当たりがやさしく、サポート力もありそうなので期待している。

ただ、思ったより硬い印象。まあサポート力はありそうだ。意外と中空パイプのほうがやわらかでやさしくフィットする感じである。ウレタン枕、しばらく使ってみるけれど、もしかしたらパイプ枕に戻って調整し直すことになるかも。

低反発のウレタン枕にしろ、おそらく感触もそれぞれみな違うのだろう。だからといって、全部試してなんかいられないしなぁ。いいのに出会えるかどうかは運だのみである。

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