50代主婦がとりあえず時間を稼ぐメリット

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家事をするにも何をするにも効率よくスピーディにこなすことが求められる昨今、「時間を稼ぐ」という選択肢を忘れていました。

この年になって「残り時間は少ない」などと思うようになってくると、なおさら気ぜわしい。

だけど時間は早く短くするだけが能じゃない。「急がば回れ」ということわざもある。思えば時間を稼いで窮地を脱したことも少なからずありました。そう、とりあえず「時間を稼ぐ」って立派な選択肢なんですよね。

能力ないならまっとうな道で時間を稼ぐ。

ブログでアフィリエイトを始めた頃、自称ネット成功者たちの話をずいぶん耳にしました。いずれも始めてから数ヶ月から一年以内で夢のような高額な収入を得たといった話でした。その一方で、数年やっても儲からないからやめたという話もいっぱいありました。

ネットの成功者たちは、あまりにも「すぐ儲かる」「ノーリスク」「かんたん」「やらない理由がない」みたいな魅力的なことを声高に強調するのでその気になった人が続々と参入するんですよね。わたしもその一人……。

なもので、すぐ儲からないとわかったとたん、これまたあっという間にやめちゃうみたいなんですね。やめるのはや過ぎです。

短期間で儲けている人たちは、

  • 想像を絶する努力をしている。
  • 高度な技術を持っている。
  • お金をかけている。
  • ノウハウなど高額な情報商材を売っている。

といった方々で、ふつうの一般人とは違うと思ったほうがいいです。

ふつうの人が短期で高収入を得ようとしてふつうじゃない人のマネをしてもうまくいくものではありません。わたしも残念ながらマネをしてよかったことはほとんどありませんでした。あるとしたら、業界のことが勉強できたことぐらいでしょうか。あまり無駄遣いせずにすんだほうだと思います。

わたしはブログ以外ほかにできそうなことがなかったからよかったのかもしれません。これしかないのでやめるわけにいかなかったんです。だからあまりお金をつぎ込んだりできません。続けられなくなってしまうからです。続けられなくなることだけは避けたい。だからお金を稼ぐというより時間を稼ぐつもりでがんばってきました。

知識も技術もないですからね。試行錯誤しながらできることをこつこつ積み上げていくしかありませんでした。めげることも何回もありました。でも、思えばそれがいちばんの早道でした。

ブログを量産するノウハウを教えている人は「ブログを10年かけて増やしていくようではダメ。人をやとってでも1週間で増やせ。」というようなことを迫るように言ってました。このようにスピードこそ命のように語る人、ほんと多いです。

確かに、ネットって変化するスピードが早い。もたもたしてると乗り遅れることもあります。でも、人までやとって高額なツールを使って大量のブログを管理するほうがどう考えてもむずかしいでしょ。

まっとうな本

スピードアップと効率化の落とし穴

家事についても同じようなことが言えます。

掃除や料理を手早くかんたんにしてくれる便利グッズがちまたにあふれていますよね。ついつい欲しくなる。でも、結局使いこなせないままお蔵入りになるものが少なくありません。そのあげく、使っていないモノでいっぱいになって片付けがたいへんなことになる。

わたし、一番よく使ってる掃除道具はほうきなんですよね。掃除機じゃない。掃除機は掃除機の掃除がめんどうなのであまり使いません。持ち運びもたいへんです。

便利をうたったものは、仕事そのものはスピーディにこなしてくれるのだけれど、その道具の管理が複雑でめんどうだったりするんですよね。それならなくてもいいというか、ないほうがずっとよかったりする。スピードアップと効率化をはかるには、それなりに使いこなす能力が求められるんですね。

それに何よりわたしが目ざすミニマムな暮らし、小さな暮らし、シンプルな暮らしは、必ずしもスピードや効率は求めていない。

早く仕事の成果をあげたい。その思いは切実です。

でも時短とか効率化をはかる前に、自分にその能力があるか、能力を身につける努力を惜しまないか、自分の生活スタイルに合っているか、そこんところを考えるためにも「とりあえず時間を稼ぐ」というのは意外といい選択じゃないでしょうか。

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