築何年か知らないが、うちの木造住宅はあちこちガタがきている。先日も水道栓を一つ取り換えてもらったばかり。
借家なので、困ったときは家主に連絡しなければならず、料金も家主持ち。なので持ち家なら早めにせっせと手入れするところ、家主にいちいちお願いするのもおっくうで、かと言って持ち家でもないのに自前でせっせと手入れするのも馬鹿らしくてつい放置。どうしようもない状態になるまで待つことになる。
気になるところはいろいろあるが、最近どうにかしたいと思っているのが風呂場のタイルの目地である。
大家さんにお願いしにくい
うちの風呂はユニットバスではなくタイル張りである。いつごろからか床のタイルの目地が痩せ、ところどころ穴らしきものがあいている。引っ越してきた当初からあったかもしれない。
これまでに何回か気になるところを部分的に埋めるような補修はしてきたのだがキリがない。全体的に擦り減ってるからだ。タイルの欠けも見られる。これはもう業者には確実に寿命と言われそうなレベルである。床下の基礎部分に影響していたら大変だからだ。ほんとなら早めに張り替えたほうがいいんだろうが、とくに困っていない今、タイルを張り替えてくれとはなかなか言いにくい。
家主は悪い人ではないのだが、近所のほとんどが下水工事をしたとき、工事代金が高額だから家賃を上げないといけなくなると言われ、結局うちは下水工事をしなかった経緯がある。じつは家賃の値下げ交渉をして3千円下げてもらったばかりだったので、それ以上何も言えなかったのだ。実際家賃を上げられては困る。というわけで、うちはいまだに汲み取りのままなのだ。
家主はうちのほかにもアパートらしきものをいくつか持っている人で、あちこち古くなって経費がかかると嘆いていた。けして出し惜しみするがめつい人というのではない。いつでもお願いしたことにはすぐ対応してくれる。ただ、不動産の管理を真面目にしていると、いろいろ苦労もあるのだろう。そう思うと、ちょっと気になる程度ではなかなかお願いしにくいのである。
以前の家主は遠くの人で、管理している不動産屋にお願いすればよかったので気楽だったのだが、今の家主に変わり、こまごましたことがすっかり言いにくくなってしまった。
そんなわけで、うちが大家に連絡するときは、水道漏れや雨漏り、床がぬけるなどの大ごとになってからということになる。それはそれでもう少し早めに言ってほしかったと思われるだろうか……。
とりあえず目地材を全体的に埋めて補修してみようと思う。
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