ヒモづけて家事する作戦

わたしの関心事はズバリ健康とお金です。

それ以外に興味がないと言ってもいいぐらい、わたしの興味はすべて健康とお金に集約されるんです……。日々健康とお金の不安にさいなまれ、どうにかしたい、という思いにとらわれているかのようです。

ところが、自分のこの最大の関心事にヒモづけして家事をしてみたら、これが案外いいんです。

ヒモづけダイエットがヒント

「自分の意志ほどあてにならないことはない。」

これは、ＮＨＫの「シブ５時」の特集で、ダイエットの先生が述べていた言葉です。

怠けて、サボって、あきらめるほうが簡単です。ラクな方に流されてしまうのが人間なんですよね。無理をしても長続きしない。

そこでヒモづけダイエットを紹介してたんです。

成し遂げたいことは、単独でそれだけやろうとするよりも、興味のあることや無意識にできる習慣と結びつけてセットで行うようにするといいらしいんですね。

持ち物を減らすと無駄な場所や管理がいらなくなります。

年をとって、ガラクタ処分に大金を払って片付けてもらうようなことが避けられます。さらに引越しする事態が起こったときも身軽でいい。

そう思って少しずつ片づけることにしています。

自分が管理できる範囲のモノだけ持ち、自分で掃除すればお金はかかりません。

このように、片付けや掃除は支出を抑えた小さな暮らしを楽しむためにすると思えば、負担にならずできるんです。

運動不足は病気の原因です。だからといって、若い頃から運動する習慣のなかったわたしがいきなりスポーツをするなどあり得ません。

だからわたしは片付けや掃除が運動だと思ってやることにしました。

健康に関心があるとはいえ、運動はあまり好きではありません。ときには、運動も掃除も嫌になることがあります。

そんなときは、タダで運動して医療費を節約し、老後も自立した自由な生活を送っている、という場面を思い浮かべて気を取り直して動いてます。

わたしは料理が得意ではありません。大したことないことでもけっこう手間がかかっておっくうになる。

だけど、自炊すれば油や添加物など気になる有害物質を自分でコントロールできます。食事の量や回数を減らせば、炊事の負担も減らせます。

食事は健康に直結すると思うと気軽にサボれなくなりました。

最近は、めんどうなことは全部認知症予防になると思うようにしています。

おかげで「めんどうだ」「おっくうだ」と投げ出すことが少なくなったように思います。生活はみなリハビリみたいなものだと思えば「やらないと」って思います。

これはお掃除の本なんですが、その前にきっと片付けしたくなりますよ。

ごんおばちゃまイースト・プレス 2013-11-17

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