ヘナ染めの色がどうにも似合わなくなってきたので、白髪染めをいよいよやめている。生え際の白髪とヘナ染めの髪のまだらな感じを目立たなくしたくて、何年かぶりにヘアカラートリートメントを使ってみた。ところが洗い流すのがあまりにたいへんで嫌になっている。
以前使ったときは、こんなふうに思ったことがなかったのにどうしたことかと考えてみるに、湯シャンに慣れ親しみ過ぎたために、あのいつまでもぬるぬるとした泡切れの悪さに我慢できなくなってしまったようだ。あれがあたりまえだったのに……。
逆に、あれほど使いにくいと思っていた石けんが実に気持ちよく使えるのだから不思議である。
ヘナ染めはぬるぬる泡立たなくてよかったのに
ヘナはぬるぬる泡立ったりしないからよかった。
ヘアカラートリートメントなんかよりしっかり染まるし髪にもいい。
ところが、髪色を調整するのに欠かせないインディゴが染まりにくい上、刺激が強く髪に悪い。
結局時間が経つと、ヘナのオレンジだけが残るのだ。
これがわたしにはどうにも似合わなくてやめざるを得なくなった。残念。
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白髪が美しければ無理して染めないものを
50代半ばになって、若く見せたいとか、老けて見られるのは嫌とか、以前ほど思わなくなった。
ただ白髪というのは、つやがなくぱさぱさと乾いた感じでまとまらない。細くてコシがなくなってきて、頭皮が透けて見えるのもなんだか気恥ずかしい。そんな気持ちはある。
もし、白髪が美しければ、無理して染める人は減るのではなかろうか。ただ身だしなみとして染めているのであって、若づくりしたいわけではないように思う。
大半は年相応の身だしなみをしたいだけではないか。
石けんシャンプーの洗いあがりとヘアカラートリートメントの仕上がり
髪色を目立たなくしようとヘアカラートリートメントを使っているのだが、ぬるぬる気持ち悪いなどと思っているせいか、かゆみが出て髪の調子も悪いように思われてきた。
その一方、固形石けんシャンプーでの洗髪はじつに気持ちよい。手でほんの少し泡立てた分だけで、刈上げショートのわたしはじゅうぶん洗える。クリームのようなきめ細かくしっとり濃厚な泡で洗いやすい。
この泡ぎれが素晴らしく、一瞬で消える。ぬるぬるするひまなんかない。どちらかといえばきしきししてくるので、さらによく丁寧にすすがねばならない。石けんのきしみは、すすぎの水で石けんカスが発生することによるものなので、じゅうぶん湯洗いする必要があるのだ。と言っても、ぬめりも泡もないので、それほど時間はかからない。髪のきしみもじゅうぶんすすげばだいじょうぶである。
わたしが使っている固形石けんシャンプープチパレは、時間をかけて昔ながらの製法で作られた石けんなので保湿成分が残っている。だから頭皮の油分をとり過ぎず、汚れをしっかり落としてくれる優れモノ。椿油配合で、髪を乾かした後もパサつかずまとまりがよい。ヘアカラートリートメントの後よりずっと髪の調子がいい。
髪につやが出るとまでは言えないが、これがなかなかの仕上がりなので、この頃は白髪とヘナ染め髪の妙なコントラストを抑えるために、無理にヘアカラートリートメントを使うのはどうかと思うようになっている。
でもまた、ある日突然髪の色が気になって、染めたくなったりするかもしれない。そんなことを繰り返している。身だしなみか健康か、揺れ動いて迷走するお年頃なのだ。
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