三十代から白髪が目立ち始め、長年白髪染めをしていたら、更年期前後で髪が傷んで頭皮がボロボロになった。それをきっかけにシャンプーを卒業し、湯シャンになった。
湯シャンが快適にできるようになると、今度は白髪染めをやめたくなって、しばらく白髪ヘアにしてみたことがある。
白髪は染めるのが身だしなみ
白髪染めをやめるのは、脱シャンプー以上に時間がかかった。
白髪はきちんと染めるのが身だしなみであるかのような風潮が、つい最近まで根強くあったからだ。それで白髪を染めずにはいられなくなって、ようやく白髪染めしない髪がそろったのに断念し、仕方なくヘナ染めしていた時期がずいぶんあった。
でも、ヘナのオレンジ色がだんだん似合わなくなってきたので、いよいよ染めるのをやめることに決めた。
自分が年をとったこともあるが、世の中も以前と違ってきた感じがしている。美容院でも白髪染めをやめる人が増えていると言われた。
美しい白髪ヘアの著名人をちょくちょく見かけるようになってきた影響も大きいかもしれない。一本たりとも白髪を見せてはならないとばかりに、がっつり白髪染めするほうがむしろ不自然といった方向に変わってきているようだ。以前より白髪混じりの人を頻繁に見かけるようになった。
今度こそ、気兼ねなく白髪染めがやめられそうだ。
身だしなみというのも、おしゃれと同じでいい加減なものである。
顔まわりの集中白髪対策
わたしの白髪は顔まわりにとくに集中しているが、なぜかそういうものらしい。最後に白髪になるのは襟足なんだそう。白髪まじりの不安定な髪色は、白髪染めではなくカラートリートメントでぼんやりした統一感を出している。
カラートリートメントはブラックを使っても極端に濃く染まらない。全体的にぼんやりグレイっぽくまとまって見える程度なのでちょうどいい。一週間に一回でじゅうぶん。少しぐらいさぼっても、くっきり境目ができることはない。徐々に色が落ちて白っぽい白髪まじりの髪に戻るだけである。もう「おばあちゃん」と言われてショックを受ける年でもない。清潔感があれば合格である。
使っているカラートリートメントにもこだわっていない。手ごろなものを適当に試しているが、大した違いは感じない。ただ感触はそれぞれ多少異なっているので、好みが分かれるかもしれない。やわらかくて塗りやすいのはいいが、流すときの泡切れの悪さが気になるものはあったが、二度と使いたくないと思うほどではない。びっくりするほど高価なのもあるけど、入手しやすい安価なものでも問題ない。そのうちこのカラートリートメントもしなくなる予定。
カラートリートメントは、続けようが忘れようが思いついたときに気軽にできるのがいい。
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