筆記具は、消しゴムで消せるシャープペンを愛用している。
以前はこすって消えるフリクションボールを使っていたこともあったが、コストや書き心地のよさから結局シャープペンに戻った。
ぺんてるTUFFがベストな理由
若い時はどんな筆記具でも気にならなかった。中指に大きなペンだこをこしらえながらもガンガン書いていた。
いつの頃からか、さすがにしんどくなって、当時まだ珍しかった0.7mmや0.9mmの太い芯が使いたくなって、TUFFを見つけた。大型消しゴムもTUFFを選ぶ大きな理由の一つである。シャープペンに付属の消しゴムは、たいてい硬くて小さいのが定番で、実際には使えない。結局別に消しゴムを用意しないといけないのが日ごろから不満だったのだ。大きな使える消しゴムがついたシャープペンは、このTUFFぐらいしかなかったのだからもうこれしかない。
さらにTUFFは非常に書きやすい。TUFFを試した家族や知人たちは、こぞってその書きやすさを絶賛した。うちに来て作文を書く小学生は、持参の鉛筆より書きやすいと言って、使い慣れていないはずのTUFFを好んで使う。消しゴムもよく消えると喜んでいる。そんなわけで、うちにあるシャープペンはほとんどがTUFFである。
同じような消しゴムを持つコクヨやファーバーカステルのペンも試してみたのだけど、書き心地はTUFFに及ばない。もう少しデザインが素敵だといいのになあ、などと思うが、筆記具は、結局書き心地のいいものしか使わなくなる。だからデザインだけでは選べないのが悩みの種。
TUFFが及ばない唯一のシャープペン
TUFFの欠点は、素敵とはいいがたいデザインくらいのものと言いたいところだが、実はTUFFが及ばないスグレモノのシャープペンがもう一つある。
それはゼロシン。名前のとおり、芯が無駄なく最後の1mmまで使えるシャープペン。プラチナというメーカーのもの。
シャープペンの芯は、たいてい残り1cmくらいは無駄になる。これって地味にストレス。
何を隠そうTUFFを使う前は、このゼロシンを使っていたわたし、TUFFの芯が変わるたびにゼロシンを懐かしく思う。残念なことに、ゼロシンは0.5mm芯のものしかない。それで泣く泣くTUFFに乗り換えたのだった。ゼロシンもデザイン的には大したことないので、その点では迷わずにすんだ……。
どうして、どこのシャープペンもゼロシンにならないのか。0.7mmや0.9mmの太芯が使えないのか。大型消しゴムにしないのか。ほんと残念でならない。
なお、最後の1mmまで書けるシャープペンには、無印良品やパイロットにもあるそうで、「先端チェック」や「戻り止め」といったつくりに違いがあり、その書き心地も大きく異なるようである。
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