やるべき大事なことはたいてい一つじゃありません。その中で今やるべきことをきっぱりと決断し、集中してできたらどんなに素敵だろうって思いませんか。
現実は「ああ、今こんなことやってる場合じゃないのに」とか「ああ、もうこんな時間」と嘆いている時間の多いこと。
どうして今一番すべきことができないんでしょう?
今やるべきことができない理由
分析してみたら
- どうでもいいことに時間を使い過ぎている。
- 今何をすればいいかわかっていない。
といったところでしょうか。
どうでもいいことというのは、べつに今やらなくてもいいようなことなのに、ついだらだらとしてしまうようなことです。たとえばメールチェックやネットサーフィン、あとは新聞読んだりテレビを見たりといったようなことです。
ヒマなわけでも時間があり余っているわけでもないのにこういうことができてしまうのは、社会的な制約が少ない者のいいところでもあり悪いところでもあります。どうしてやるべきことを避けてしまうのかというと、そこにはちゃんと避けたくなるような理由があるんですね。
ハウツー本を実践するためのハウツー本がほしい
「○○する○つの方法」「○○する○つのルール」「○○する○つの法則」みたいなのが満載の本。外国人のこういったハウツー本は翻訳の表現がなじまないせいか胡散臭いです。でも、べつにとっぴで斬新なことが書いてあるわけじゃありません。「やるといいだろうなー」と思うことばかりです。問題はできるかどうかなんですよね……。これを実践するためのハウツーを教えてほしい。
ご飯のしたくに取り掛かれないわけ
- 献立が決まっていない。
- シンクに洗いものが残っている。
やるべきことがすぐにとりかかれない状態であることにまずくじけます。ぐずぐずと先送りしているうちにますます時間がなくなって、最後はむちゃくちゃ急がないといけないことになる。いや、ほんとおっくうになります。
掃除をしないわけ
- どこを掃除するか。
- 拭き掃除・掃き掃除・掃除機など、何をするか。
といった具体的な段取りが決まっていないと、めんどうになって「またこんど」になってしまいます。
記事を書くことに専念できないわけ
- テーマが決まっていない。
- 調べることがある。
- 締め切りがない。
やるべきことにとりかかる前に手間がかかる準備をしないといけなかったりするとやる気がなくなるものです。何から手をつけたらいいのか手順が煩雑になってわからなくなってくる。それで労力と時間が分散して集中できなくなるんですね。なんか気分だけ忙しくて何もはかどらない状態。何とかしたい。
すべきことは細かく具体的に
つまり、やることが漠然としていて具体性に欠けていたり準備不足だったりすると、結局今何をすればいいのかがわからなくなって「さあ、やろう」という意欲が失われることがわかりました。
具体的に何をするかが決まっていたら、行動に移る敷居が低くなってもっと簡単に動けるはず。だから、何でもとりあえずすべきことを細分化してリスト化するといいんですね。
リスト化や見える化については、ビジネス書やハウツー本には必ずといっていいほど書かれています。基本中の基本なんでしょうね。でも実際にはめんどうでやらないんです。「やったほうがいいんだろうなあ」なんて思いながらやらない。途中で挫折してやめちゃう人も多いかもしれませんね。わたしもその一人です。
でも、ふつうの人は書き出してみてやっと今すべきことがはっきりしてくるものなんですね。見える化しないで優先順位をつけたり無駄な作業を見つけたりしようと思うほうが無謀なんです。わたしも今回ほんとうに書き出してみてやっとそのことがわかりました。
家事と仕事と健康のバランス
TODOリストはとりあえず何でも思いついたものを書き出すことから始めてみました。それなら考える必要がないのでいつでも合間にできるからです。それでも大変です。でもここからがスタートなんですよね。
書いているうちに、優先順位はけっして固定できるものではなく、その時々で流動的に変化するものだと気づきました。たとえば病気になれば休養することが最優先になりますし、突然のハプニングで予定が台無しになることも。だから家事と仕事のバランスもたえず変化できる柔軟性があったほうがハッピーです。見える化していたら変化に混乱しないで柔軟な対応が簡単に選べます。
確かにTODOリストの作成には手間も時間もかかってひどくめんどうな作業です。わたしも書いては消し、書いては消しの繰り返しで、まだまだまともに機能していません。それでも、書き出してみてはじめて気づくことがあまりにも多いんですよね。途中で挫折しては作り直すみたいなことを繰り返しても無駄にならないと思います。リストは完成させるものではなく、たえず作り直していくものなのかもしれません。
いずれは大事にしたいことや優先してすべきことが迷いなくできるようになるといいな。だからこれからもこつこつ書き出していこうと思います。そういえば、NHK「あさイチ」でおなじみのスーパー主婦たちも家事リスト作っていたような……。これもやっぱり続けることが大事なんですよね。
やめない仕組みづくり
すぐ読める本。続けるには、やめないようにする仕組みづくりが大切って話。創意工夫が必要なのがよくわかりました。「精神力とか根性はいらない」とか言ってますが、そんな仕組みを作ろうっていう時点でかなりの精神力も根性もある気がします。自分に合う仕組みは、結局自分で試行錯誤しながら作っていかないといけないものなんです。万能な仕組みなんてないんですよね。
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