仕事を引退して十数年ぐらいで寿命が来ることを前提にしていた社会保障が破たんするのは当然です。
人生100年時代はまだ少し先としても、90歳まで生きる人はめずらしくなくなりました。
人手不足ということもあり、定年もそのうちなくなりそうです。
50代の今できることを考えてみました。
生活スタイルを変える
断捨離とか終活とか、さかんに言われるようになってきましたが、
上り調子だった生活スタイルをたたんでいく方向に意識改革しないと、って思います。
老後資金の少なさに嘆いてばかりいられません。
ポイントは2つ。
- 暮らしを小さくする。
- できるだけ長く働く。
この2つは同時進行しないといけないと思ってます。
小さい暮らしで優先すべき支出
暮らしを小さくするというと、支出削減ばかり考えがちです。
もちろん支出を減らすことは大事です。
でも、できる範囲でケチってはいけないことがあります。
それは、
- 健康維持
- 自己投資
です。寿命まで元気で過ごすか、そうでないかではまったく人生が変わってしまいます。
少なくとも、生活習慣病のリスクを減らす方法はできるだけ実践したいところです。
あくまでもできる範囲なんですが、健康維持にお金をケチってはいけないと思います。
老後の悠々自適は先延ばしにする
もう一つ、やがて定年退職という制度はなくなりそうですから、年齢や能力に応じた仕事ができるように努めることも大事だと思います。
今でも65歳で定年退職をして悠々自適な生活を送るというのは早過ぎる印象です。健康に不安がある方はともかく、資金に余裕のある方でも、その先何歳まで長生きするかわかりません。働けるうちは働こうという生涯現役ぐらいの気持ちでいたほうがよさそうです。
ただし、働き方や仕事内容についてはもっと自由に考えたほういいですよね。若いころの仕事経験や収入にこだわり過ぎないほうがいい場合もあります。
何歳からでも学んだり、何歳からでも就職活動がしやすい世の中になるかもしれません。そんな世の中の動きについていけるよう準備できるといいですよね。
サラリーマンの老後スタイルも多種多様になって、まわりの目を気にしないで、自分なりの暮らし方がもっと選びやすくなるかもしれません。
とにかく「今さら何をしても遅い」といったこれまでの感覚をいつまでも引きずっていたら損です。
平均寿命まで生きるとして、いったいあと何年あると思います?
今からできること、ぼちぼちでも始めたいですよね。
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