おせちの木箱に柿渋塗ってみた

kibako kakishibu

あけましておめでとうございます。

年に一度の贅沢ということで、今年もちこりのおせち料理で新年を迎えることができました。

これ、軽い木箱に入ってまして、特に使う当てもないので、いつもは捨てていたんですが、今年は裁縫道具を整理するのに使いたくて、よく洗って乾かしてから柿渋を塗ることにした。

天然塗料 柿渋で防腐

kakishibu

かごの手入れに使おうと、ずっと前に柿渋を買っていたんですが、使わないまま放置していた。

メーカーの説明によると、柿渋は塗布することで防虫防腐効果が得られ、耐水性や光沢を出すことができるとある。

ところが、未開封だったものの、あまりに長年放置していたので、ゼリー状に固まった部分をとり除くと、サラッとした液体だけが残り、本来あるはずの粘りがまったくないものになっていた。注意書きを見ると、柿渋は温度差に弱いらしく、長期保存には向かないらしい。ゼリー状に変化したものは元に戻らないとあった。発酵し過ぎたのかもしれない。

通常は2倍に薄めて使うところ、何だか薄くて頼りないのでそのまま塗ることにした。水みたいにさらさらして塗りやすい。色はほとんどつかず、かすかに柿渋の酸っぱいにおいがした。

kibako1
kibako2

この柿渋でカビや腐敗を防げるといいのだが、何とも頼りない。有効成分は取り除いたあのゼリーにあるような気がしてならない。でも、どうにか使えてよかったと思うことにする。

木箱も柿渋も無駄にならなければいいのだけれど……。

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