部屋の片付けをするとき、今あるモノをすべて洗い出して並べるところから始めますよね。そうでないと、しんどい思いをしてモノを移動させただけに終わってしまいます。家計も同じです。家計簿上で数字を動かしてつじつまを合わせようと奮闘しても何の解決にもなりません。
家計は会社のように簡単に倒産するわけにはいきません。不安を感じたら今すぐ家計の支出をすべて洗い出してリスト化しましょう。リスト化するのに不安を感じる必要はありません。機械的に漏れなくただ書き出すだけでいいんです。
支出を書き出すごとに不安が減ります。
家計の赤字を自覚できている人ほど支出を書き出すなんてコワくてできないと思いがちなんですよね。わたしがそうでした。どうせ支出を減らすなんてできないのに、全支出を目の当たりにするなんてとんでもないことだと思っていました。でもそれは間違いでした。
支出が減らせなかったのは、支出のリスト化をしなかったからです。
不安の中で、ただやみくもに節約しようとがんばっても続きません。挫折を繰り返しているうちに支出削減なんて不可能だと思い込んでしまったんですね。
不安だからストレスがたまります。そうすると、不安なくせに「これぐらいたまにはいいか」といったストレス発散的支出をしてしまいます。こうした無計画な支出は後になって自己嫌悪につながり、かえってますますストレスをつのらせることになりました。
わたしもやるまでわかりませんでした。信じられないかもしれませんが、支出のリスト化は「打ち出の小槌」なんです。コワいどころか不安な気持ちをどんどん小さくしてくれます。無理しないでも進めそうな明るい道が開けてきました。見えないことが一番の不安だったことに気づかされます。
不安になって思考停止に陥ってしまったときは、一刻も早くここは思いっきり開き直って家計の支出をひたすら淡々と書き出してみてください。反省も恥じることもありません。漏れがないようにすることだけ集中してとにかく機械的に書き出してみましょう。きっと気持ちがラクになりますよ。
リスト化に重宝するメモ
リングが開閉します。メモ紙の出し入れができて便利。
見える化すれば無理なく支出削減に成功します。
支出の洗い出しでまず効果をあげたのは、これまで漠然としていた特別支出でした。特別支出というのは、非日常的な支出のことです。たとえば、学費や税金など毎月ではないけれど年に数回支払うもの、家電買い替えや車検など予想可能な非定期的な支出のことです。
こうした特別支出はあらかじめ把握できる支出であるのにも関わらず、いつも支払期限が迫った頃にあわてて融通するありさまでした。日常生活費ときちんと分けて管理できていなかったんですね。だから何かの支払いがあるたびにどきどきして苦痛でした。
支出のリスト化をすると一年間に特別支出がどれぐらい必要かが明確に把握できます。特別支出をはっきり把握して生活費と別管理できていると、支出のたびにあわてて不安になることもなくストレスを感じないですむようになりました。
支出のリスト化をしてからは、特別支出に限らず、なんでも欲しいものやしたいことについてはなるべくあらかじめ予算化するようにしました。予算化というのは、つまりリスト化です。そうすると安心して支出できるので心おきなく楽しめます。予算化してない支出は自然と抑えられるようになりました。その結果、支出のリスト化をする前より支出を削減することができたんです! もうこれ以上は無理だと思っていたので魔法のようです。しかも全然無理がない。それどころかさらに削減できそうなアイデアまで出てくるんです。ウソみたいですが本当です。
「家計支出」のリスト化、まだしてない方、おすすめですよ。
スポンサーリンク
はじめまして。筆子と申します。
私も50代(というか四捨五入すると60歳です)の主婦です。
実は今までずっとどんぶり勘定だったので、今年から節約、家計の見直しをしたいと思って、記事を拝見しました。
「見える化」よさそうですね。今は、パソコンで管理しているけれど、手書きのほうがいいような気がしました。おすすめの本も読んでみようと思います。
ところで、こちらのブログはリンクフリーでしょうか?
できれば私のブログと相互リンクをしていただきたいのですが。
連絡先がサイトになかったので、コメント欄からおうかがいします。
もし連絡先を教えていただければ、あらためて相互リンクのご依頼のメールを送らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
筆子
筆子さん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
こちらこそ、ぜひ相互リンクさせてくださいませ。
筆子さんのブログ、拝見しました。参考になる記事がたくさんあって、学ばせていただいてます。今後ともよろしくお願いします。