古着ショップで嫌になるのが柔軟剤の香り。
古着ショップが柔軟剤を利用して、古着の型崩れを防いだり矯正するのはやむを得ないと思う。でも、無香料の柔軟剤を使わないのは、やっぱり香りでごまかしたいことでもあるのかと勘ぐってしまう。
古着ショップは、どうして無香料の柔軟剤を使わずに、香害とまでいわれている柔軟剤を使い続けるのか、ほんと不思議でならない。多少コストがかかるとしても、あの香りがない古着ショップのほうが信頼されて人気になりそうに思うのだけど。
柔軟剤のはたらき
柔軟剤は、着古して繰り返し洗濯をしているうちに、ごわついたり毛羽立ったりして傷んだ生地を、なめらかでやわらかな風合いにするはたらきがある。
生地の加工が複雑に施されている現代は、こうしたシンプルな柔軟作用にとどまらず、多様な仕上げ効果も求められているようだ。
得体の知れない化学成分がいっぱい使われていることにお気づきだろうか。
着古せば生地が消耗していくのは自然なことだ。綿や麻といったシンプルな素材であれば、柔軟剤で型崩れを防がなくても、着古した方がむしろやわらかく肌になじむ場合さえある。ごわごわしてかたくなったものも、クエン酸とグリセリンのリンスである程度やわらかくすることもできる。
繊維は髪と似ている。コーティング剤を使えば使うほど、手入れがどんどんむずかしくなるのだ。
柔軟剤が不可欠な洋服は持ちたくないと思う。
ドライクリーニングしかできない洋服は持たない!
髪も洗い過ぎれば傷むように、生地も洗えば傷む。だからドライクリーニングをすすめる洋服が増えている。
しかし、ドライクリーニングは石油で洗う。環境に悪い上、皮脂汚れはじゅうぶん落ちない。そうして洋服を長持ちさせる意味があるのかどうか。
家庭で洗えない洋服はなるべく持たないようにしたい。結局使い物にならないからだ。
特殊な繊維でない限り、タオルでぐるぐる巻きにして洗濯ネットで保護しつつ、頻度や時間に注意すれば、たいていの洋服は水洗いできる。
こうした手間をかけて長く使ってこそ愛着がわき、モノを大事にする心が育つのではないかと思う。
無香料柔軟剤もいろいろあるよ!
|
スポンサーリンク