小さな暮らしをめざす50代主婦ができる働き方

hatarakikata 50dai

働き方改革とかなんとか言われてますが、実際は家のローンや子育てに老後の生活費と老若男女かかわらず、終日働かざるを得ないというのが現実ではないでしょうか。そんな中でも社会的実績の乏しい50代主婦が実際に働くのはこれがまた難しい。50代ともなると、主婦に限らず仕事を得るのはなかなか厳しいようです。

一億総活躍とか言われてますが、思うように仕事ができない人は少なくない。仕事を選んでるからないんだと言う人がいるけど、仕事を選ぶことがそんなに贅沢で悪いことなんだろうか。

働き方は少しも多様化してない

ここ数年、オンラインの在宅ワークはずいぶん増えてきている。よく見ると、通勤時間がないだけで、拘束時間が長いのにびっくりする。中には深夜や夕方以降の急な時間外労働を歓迎しているところまである。

出来高ではなく時間給を支払うような仕事では、担当者の入れ替わりが頻繁にあると、管理が大変という事情もあるようだ。最近は、在宅ワーカーを管理する人も在宅ワーカーだったりする。

在宅ワークなんだから長時間働けるでしょ、と言わんばかり。少し前までは、家事と両立できるような副業が主流だったのが、今は経験やスキルを問われるものが増え、すきま時間に働ける仕事も減ってきている印象だ。

在宅ワークは、年齢や障害、労働時間を問わない働き方として期待してたのだけど、一般社会と変わらない画一的な働き方に寄りつつあって、労働時間なんかはむしろ長時間化している気がする。若く優秀な人材を都合よく安く使おうとしているのがあからさまにうかがえるところもあったりしてがっかりする。

人が嫌がるめんどくさい仕事が大事

技術がどんなに進んでも、保育や介護、医療、顧客対応など対人の仕事や家事なんかは、誰かがやらないといけない。人は生き物だから、やることすべて計算して機械化するには限界がある。正解がないめんどくさいことが処理できるのは人間だけだから、そういう仕事だけはきっといつまでもなくならない。

そうした人にしかできない仕事をすることが人間らしい生き方とも言える。それは高度な読解力を身につけて、AIにできないすごい能力を身につけるということではない。ただ、人と協力し合い、もめたときには折り合って和解する。そういう絶え間ない努力に励むことを怠らないことだと思う。こうした仕事は厄介な割に儲からない。

今、もっとも人が嫌がる仕事はこうした儲からない仕事である。儲からないのに誰かやらないといけないからめんどくさいと思う。わたしたちはそういう資本主義社会に生きている。

でも、儲からない仕事ほど、ないがしろにしてはいけない大事なことがあることに気づき始めている人も少なくない。

考えようによっては、資本主義社会で思うように稼げないことは、案外悪いことではないのかもしれない。少なくともワーカーホリックになる心配はない。そうこうしている間にも世の中は変わる。いいように変わるとは限らないけれど、最低限必要なお金をどうにか工面しつつ、暮らしをこじんまりまわしていくのが50代主婦のわたしが今できる大事なお仕事だと思っている。

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