コンビニ印刷を利用して思うこと

convini insatsu

在宅ワークをしていると、ペーパーレスな世の中になってきているとはいえ、まだまだ印鑑文化が根強い日本のこと、なんだかんだプリントアウトする機会がある。数年前までは、うちにも家庭用プリンターがあったのだが、これの維持費や管理が嫌になって、最近はもっぱらコンビニのマルチコピー機を愛用している。

必要な時に必要なだけ、高機能な機械でスムーズにプリントアウトできるコンビニ印刷はたいへん重宝しているが、これってセキュリティ的にだいじょうぶなの? と不安に思わないでもない。

ローソンのネットワークプリント

近所にローソンができたので、もっぱらローソンのネットワークプリントを愛用している。自宅のパソコンで、あらかじめ印刷したい書類をアップロードしておき、コンビニのコピー機に呼び出して印刷する。

こうすればふつうのコピーのように書類をコピー機に置き忘れる心配がない上、電子媒体があれば、必要なものだけプリントアウトすればいいので無駄がない。

ローソンなどコンビニに設置されているマルチコピー機はじつに高性能。順番を気にせず冊子印刷も自動で行ってくれるので非常にラクである。

わたしのような零細個人事業主は大量に印刷することがないので、コンビニ印刷でじゅうぶん事足りる。

とはいえ、ふとセキュリティはだいじょうぶなのかと不安にならないこともない。アップロードした書類の情報は、ログインした者しか取り出せないようになっている。ログアウトすれば、そのコンビニの機械からその情報は消えて残らないことになっているというが、定かではない。

また、アップロードした情報は、一定期間ネット上に保管される。ローソンの場合、会員登録なしで利用した場合は8日間、会員登録(無料)して利用した場合は1~30日間で選択できるようになっている。保管期限が過ぎると自動的に消えることになっている。

どこでどんなふうに管理されているのか、素人のわたしにはわからないので、絶対安全とはいえない。これはもう、交通事故にならないと信じて運転するのと同じで信じるしかないのだ。

アップロードは印刷の直前に行い、情報保管の期間は最短の1日に設定し、印刷後はただちに削除しておくぐらいのことはできるが、漏れると危険な機密情報については利用しないに限る。

それにしても、今の世の中、個人情報は隠せば隠すほど不便になるという矛盾がある。相互に助け合うためには、ある程度の公開は不可欠で、そのあたりのバランスにはいつも悩む。

お金を貸すときは、返ってくることを期待してはいけないというが、個人情報もまた、ある程度知られることを覚悟して、信頼したほうがいいのかもしれない。

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