弁当のウインナー

sausage

配偶者が突然、毎回入れてる弁当のウインナーを一日おきに減らしてほしいという。

発がん性物質が疑われる添加物が入ってるウインナーを毎日のように食べるのはまずいだろうというのである。

わたしが一時、添加物がヤバイとうるさく言ってた時、まるで無視して笑ってた人が、いまさら何をいうのかとびっくりして「変なユーチューブでも見た?」と聞いたら「見た。」とひとこと。

YouTubeの影響がえらいとこまできている。おそるべし。

安心安全な食べ物なんてない

わたしも更年期で体調不良が続いていた頃、食品とか化粧品、洗剤なんかの原材料を吟味することに凝った時期があった。あれは調べれば調べるほど危ないものが出てきて、そのうち完全にだいじょうぶなものなどほとんどないことに気が付いて絶望したのだった。健康上必要に迫られて吟味厳選するグループがちらほらいて、途方もない価格の商品を信仰するようになるのを見て、だんだんついていけなくなった。

お店に行けば、いつでもほしいものが手に入る便利な生活と引き換えに、添加物でなかなか腐らないおいしくて便利な食品をお手頃価格で手に入れられる現状に完全屈服するに至っている。

それでもマーガリンよりバターを選び、平飼いされたにわとりの玉子をちょっと高い値段で購入したりもしている。その一方、スーパーで格安の玉子をちゃっかり買い足しもする。

食用油は安いサラダ油をやめて、低温圧搾とまでいかない中途半端に高価な圧搾油を選ぶようになったので、もったいないからすっかり揚げ物をしなくなった。なのに揚げ物のお惣菜をよく買うので、ほとんど意味がない。

穴だらけでずさん、とんちんかんな健康志向と地球温暖化も気になる庶民なのである。

スポンサーリンク

品薄と人手不足を目の当たりにして

最近になって、近所のスーパーで売れ筋だった冷凍食品の棚が空っぽになった。値上げのためなのか、商品が入荷しなくなったのか、事情はわからない。

考えてみれば自給率の低い国だから、いつ品薄になってもおかしくない。

また、配偶者の職場は、いくら募集しても人が来ないという。やっと来た新人がすぐ辞めることも珍しくない。残っているのは転職が困難な年長者ばかり。賃金が安いからますます来ない悪循環のようだ。

あちこちうまく回らなくなってきている感じである。何かというとコロナのせいにして、そのうち元に戻るという人がいるけれど、人も環境も変わってきているのに、前と同じように戻るだろうか。この先どうなってしまうのか、わからない不安をごまかすために、そのうち元に戻ると思いたいだけのような気がする。

ずいぶん暗い話になってしまった。

いつでも先のことは誰にもわからない。心配したって仕方ない。ほんとに奇跡的にどういうわけか、そのうちよくなるかもしれない。

とりあえず、ウインナーを焼いた次の日は、玉子焼きにしようと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください