家事に休みはない。まして就業時間などという考えなど思いもしなかった。これって、もしかして無駄にだらだらと家事をする原因になっているのではないか?
またしても、ベテラン主婦と言われてもおかしくない、アラフィフ主婦がホント今さら何を言うか! ってお話です。
台所を片づけるか、就寝時間を守るか?
わたし、どういうわけか、台所だけはきれいに片づけてから寝ることにしている。どんなに遅くなっても、少々疲れていても、よほどのことがない限り融通しない。
翌朝一番、流しに洗い物が残っているのを見るのが嫌なんです。一気にテンション下がりそうだから。
自分ながら、よい心がけだと思う。
でも、思いのほか夜更かしが続いたりすると、翌日かえって支障をきたしていることが実は少なくなかったりする。
もちろん、たいてい一日の最後になる台所の後片づけのせいで睡眠不足になるのではない。後片付けは、せいぜいかかっても20分。
そう、はずせない家事をずるずる後回しにするような時間の過ごし方をしてしまっているってことが問題なんです。
自由気ままであるがゆえ。
主婦の家事仕事をお金に換算したら、相当の金額になるという話がありますよね。
そう、家事も真面目にきっちりすると、馬鹿にならない労働なんです。でも、主婦自身、家事をちゃんとした仕事と認識していないところ、ありませんか。
なぜなら、さぼったり、手を抜いても、クビになったり、収入に影響するようなこともないし、誰かに厳しくしかられるなんてことも通常は考えられないですから。
そう、家事なんて、誰でもできる大した仕事じゃない。そうしたちょっとナメた意識のもと、家事時間は、主婦の自由気ままな裁量に翻弄される結果になってしまっているのです。
際限ない侵食。
家事以外の仕事、これはこれで容赦がない。家事の時間に際限なく侵食してくるんですよね。
家事の「自由気まま」というのは、くせものです。おろそかにするつもりなんて、これっぽっちもなかったのに、家事以外の時間に追われ、つい後回しなんてことになるわけです。
そのときどきの気分で、気持ちよくこなせるほど、家事は甘くありません。そのことを何となく知りながら、自分で自分の時間割を作るのが、なんだか息苦しく思えて、ずっと避けてきた、というのが正直なところ。
気持ちいい時間割を作る自信なんてないですからね。
でも、いよいよそんなことは言ってられなくなってきた。
あと20年、どう生きたいか?
これからどんな暮らしをめざそうか。そんなことをいよいよ考えないといけない年になってしまいました。
門倉多仁亜氏が「これからの暮らし方」という本の中で『あと20年どう生きたいか、を考える』といったようなことが書いてあるのを目にしました。
おしゃれなライフスタイルで知られている石黒智子氏や大原照子氏などの素敵過ぎるお話も楽しく拝読しました。
いずれも、自分がどうしたいのかが実に明確なんです。そして、見事な実践者でもある。
わたしときたら、あるときは料理に力を注ぎ、またあるときは、気になったところの掃除に明け暮れ、そうかと思えば家事以外の目先の仕事に追われる、といったありさまで、少しも定まらず、核になるものがない。
そのくせ、できもしないのに、そこそこどれもちゃんとしていたい、という欲だけはあったりするんですね。
だけど、これから年々、何をするのもおっくうになってくると聞きます。今できなくて、この先できるようになるなんてありえないんですよね。
これからどんな暮らしをめざそうか。ちゃんと考えて実践できるようにしておかないと、いよいよヤバイ、と思うようになった次第。
めざしたい暮らし方。
ライフスタイルの提案者たちのように、しゃれてなくてもいいんです。
- 小ぎれい
- 質素
- 潔い
感じがいいな。
うちに人なんて呼ぶつもりもないし、見せるつもりもないから、必要最低限、目につくところだけきれいにしよう。もちろん、自分が過ごすところは、気持ちよくしたい。
掃除も料理も洗濯も、あまり欲張らないようにしよう。だからと言って、だらしなくならないように、どんなときもこなせる仕組みを習慣にしよう。
まずは、
- はずせない家事を絞る。
- 家事の終了時間を決める。
- 睡眠時間を確保する。
ことから始めよう。
と、書いている今、すでに予定の就寝時刻を過ぎてしまっている。やれやれ……。
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