ブログ「cozy-nest小さく整う暮らし」の主宰者。
小さな暮らしの実践者である尾崎友吏子氏の本は大人気で、ずいぶん図書館で順番待ちをして、やっと読むことができました。
こういうのを読むと、片付けしてモノを減らしたい! と思うと同時に、しないといけないめんどうなことが次々浮かんできて、ひるんでしまうんですよね。
和室のメリット
最近古い家の和室の良さを見直していたのだけれど、著者も和室のメリットをたくさん述べていて、ちょっと嬉しくなりました。
和室は、本来広くなくても狭さを感じさせないようにできている。
座布団とちゃぶ台があれば、客間としても居間としても使えるし、布団を敷けば寝室になる。
椅子やテーブル、ソファといった大きな家具を必要としないから広くなくても事足りる。
それを無理に西洋風に使おうとするから途端に狭く感じるようになり、もっと広く、どんどん広く、大きな家が望まれるようになってきてしまったんですね。
小さな暮らしを望むなら、和室の暮らしを取り入れるといいかも。
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何が不便かわからない
昔の暮らしを考えてみると、小さい家の同じ部屋で、寝たり、食べたり、作業したり、いろんなことをしなければならなかったので、いちいち布団を上げたり下ろしたり、ちゃぶ台を出したり片付けたり、座布団を出したり片付けたり、とけっこう不便な感じがします。
それで専用のスペースを設けるようになってきたんだと思います。
でも、考えてみれば、ベッドの寝具や家具の管理、掃除もけっこう大変です。
大きな家を快適に維持するためには、たくさん働いてたくさん稼がないといけません。家政婦さんや掃除屋さんに依頼しなければ手が回らない状態は、もはや便利とはいいがたい。
一方、昔ながらの和室の暮らしはどうかというと、今は布団も軽く、メンテナンスも楽で、立てて収納できるものもあります。
家族間のプライバシー問題については、工夫や心がけに努めることで、かえって家族関係を良好にする可能性すら秘めているとも言われてきてます。
いったい何が不便で何が便利だったのか、もはやわからなくなってきているように思います。
どんな暮らしがしたいのか、どんな暮らしがぴったりでしっくりくるのか、ひとまず世間体は置いといて、ひとりひとりが考えながら模索する時代なのかもしれません。
体が動く間に、片付けを少しずつでも進めたい……。(こればっかり言ってますが)
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