糖質制限が危険といわれる理由

toshitusegen kiken

わたしは現在、ロカボといわれる低糖質食にはまっている。実際これを始めて、なかなか減らなかった体重が落ち始め、その効果にびっくりしているところだ。

しかし、わたしはもともと糖質制限には疑念を持っている。愛読している『片頭痛の治し方』にはこんなことが書かれているからだ。

糖質を長期間接種しないでいると、インスリン分泌機能がまったく働かなくなり、”糖質を”代謝できない体へと変わってしまう

そういえば最近、某テレビ番組が、本来体内で作られているステロイドをステロイド剤を使い過ぎたために、体内で作られなくなった、といった根拠のない報道をしたといって猛抗議を受けていたが、糖質をまったくとらないでいると、はたしてインスリン分泌機能が働かなくなるのか?

ほんとのところ、わたしは知らない。というか、糖質をまったくとらないというのがあまりに非現実的なことなので、そこまで考えていない。たとえ主食の穀物をとらないように注意したところで、あらゆる調味料や食材には糖質が含まれている。インスリン分泌がまったく必要なくなるほどの糖質制限は、現実的には無理っぽい。

でも、すでにインスリン分泌障害を起こしつつあるような場合、極端な糖質制限は、もしかしたらインスリン分泌機能に影響するのかもしれない。

厳格な血糖値のコントロールをしなければ命にかかわる場合と、健康維持のために過剰な糖質摂取量を減らすというのとでは、糖質制限の意味がまったく違ってくる。自分の状態を把握し、極端なことになっていないか気をつけたい。

ちなみに『片頭痛の治し方』によると、欧米人は日本人と比較して、インスリン分泌機能が非常に高いので、糖質制限が糖尿病の有効な治療法になっているそうだ。

じつはわたしの片頭痛、脳動脈乖離をきっかけに、ほぼ強制的に服薬することになった降圧剤のおかげなのかどうか、あっけなく高価なトリプタン頭痛薬を卒業し、回数も痛みも激減している。これまでの片頭痛は何だったのか……。ほんとからだはわからないことだらけである。

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ところで、糖質制限の決め手は、やはり結局甘味料にあると考える。適正な糖質摂取は、甘味をいかにコントロールするかにかかっていると思うのだ。

はたして砂糖に代わる理想の甘味料はあるのか……。

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次回に続く。

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