使わないモノは持ちたくないのだが、どうしても捨てられないモノがある。その一つが洋酒の瓶。
子どもの頃からどうもガラス瓶に弱くて、中でもどういうわけか洋酒の瓶が大好きだった。父への贈り物に、デパートまで行って、ミニボトルを選ぶのが楽しみだったくらいである。とにかくデザインが魅力的なのだ。
と言って、何かに使うわけでもない。もちろんお酒はほとんど飲まない。飲めないわけではないけれど、飲む習慣がないのだ。ガラス瓶は何かの拍子に割れるので、溜め込むと厄介である。
茶色の遮光瓶には、小豆を入れて保管していることもあるが、ほかにこれと言って用途がない。際限なく増えてしまうと場所をとる。
好きだからといって、並べて飾る趣味はない。埃がたまって掃除が大変になるだけだからだ。
というわけで、この箱に入る分だけ保管すると決めた。
どんどん捨てるのもどんどん増えるのも精神衛生上よろしくない。
決まった量収集し、たまに「やっぱり素敵」なんて思いながら眺めるのもいいものである。これくらいならときどき眺めつつ、埃を拭き取るのも苦にならない。
この間の台風のときは、飲料水入れに活用できてちょっと嬉しかった。
使わないけど好きなモノは、少しぐらい持ってたほうが楽しい。
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