今さら運針の練習

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思いがけず手縫いで作るパンツやブラジャーが快適で愛用するようになったので、もっと手早くきれいに縫えるようになりたいと思い、我流だった縫い方をあらため、運針の練習をしてみることにしたのだけれど、これがむずかしい!

運針できたらミシンに負けないスピード!

手縫いも数針まとめて縫い進めれば、縫い目も揃いやすいし早く縫える。

でも運針術を習得すれば、数針どころかあっという間に10cmぐらい縫い進める。

しかもプロ級になると1寸(約3.03cm)13目だとか! ミシン並み。

わたしの母はミシンを愛用してましたので、手縫いの印象がほとんどないんです。ところが明治生まれの祖母は、わたしたち夫婦に浴衣を作ってくれたんですよね……。

毛糸をほどいて毛糸パンツや腹巻なんかも作ってました。何でも「もったいない」という時代の人。今だったらモノを大事にする節約家ってほめられたかもしれないけど、当時はバブルでしょ。「そんなことしなくていいのに」って笑ってたのよね……。

そんなわたしがこの年になって手縫いの練習することになるとは。おばあちゃん、笑っちゃうよね。

指ぬきで針を支えるのがむずかしい

どうして何針もいっぺんに縫えるのかというと、指ぬきを使った針の持ち方にあるんですね。

指ぬきを使わずに、何針もいっぺんに縫うことはできないってことも知らなかったゎ。

今は動画や記事で詳しい運針の方法がかんたんに見られます♪

針は親指と人差し指でつまむように、針先ほんの0.3cmほど指先から出るように持つ。まず、これができない。

かつ針のおしり部分が中指にはめた指ぬきにしっかり当たるようにしないといけないのだけれど、これがすぐはずれて安定しない。

わたしは手が小さいので、子どもの裁縫箱に付属の短針、長さ約33mmを使ってます。これはやや太め。

四の針のほうが細めで布どおりよく、手縫いしやすい。

短針四ノ一で長さ33.3mm

短針四の二は長さ36.4mm

上手な人は、どんな長さの針でも扱えるようになるみたいですが、そうでない人は短めのほうが扱いやすい。

また、短い針は細かい縫い目に適してます。

右の指3本は、親指と人差し指をこするように微妙に動かす。すると布が勝手に右手のほうに送られる。

左手は針先の向きに合わせて布を手前・向こうと引っ張るように動かす。すると自動的に縫い進む。

摩訶不思議。運針というのは、無駄のないすばらしく美しい動きでできてるんですよね。

手元は見ずに、はじめは動きだけ習得するところから始めるとよいそうです。そうすると、縫い目は悲惨なことになりますが、ここでめげてはいけない。

針が指ぬきからずれるのは、みなさん苦労するところとか。だけど練習すれば誰でも上手になるはずだから。

運針セットを用意して、すきま時間にいつでも練習できるようにしました!

運針技、できるとちょっとカッコいいよ。

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