うちは家族三人ガラケーでスマホがない。ガラケーはもっぱら家族内通信用である。さすがにこのところスマホを持っていないといよいよ不便かも、と思い出していたのだが、持ってるだけで、案外使ってない人が多いのではないかと疑っている。
コロナ接触確認アプリCOCOAはどうなの?
7日の朝のワイドショーで、コロナの感染確認アプリ「COCOA」がまったく機能していないという話をしていた。濃厚接触者に連絡が行かないとか、そもそも登録できないという。それってずいぶん前に言ってたけど、いまだにそんな状況なんだと驚いた。
どおりで政治家や医療関係者たちから登録を勧める話がほとんど聞かれなくなったはずである。
コロナでIT化の遅れがあらわになっているが、わたしは数年前からオンライン確定申告の使い勝手の悪さを経験して知っている。今では手書きの申告書を提出しに出向くようになった。もちろん帳簿類はパソコンで作成しているが、それをもとに手書きで申告書を作成し、持って行くのが一番手間がないとわかったのだ。
オンライン確定申告をするには、マイナンバーカードができる以前は住民基本台帳カードというのを作成しなければならなかった。複数のパスワードを登録し、数年に一回更新しなければならず、そのたびに役所に行って手数料を払う。肝心のシステムも非常に使い勝手が悪く、使い続ける理由がなかった。
あれから何も進化してないんだなあとしみじみ思う。やっぱりスマホもいらない気がしてきた。
こんなときこそのスマホも役立たず
きのうからの寒波で雪が降り続いている中、子どもがいつものように出勤したのだが、バスが来ないと連絡があった。運行しているかどうか調べてほしいという。
こんなときこそスマホだったらよかったのにと言っていたのだが、そのあとスマホがあっても役に立たないことがわかった。
バス会社のSNSもサイトもいちおうあるのだが、リアルタイムの肝心な情報が更新されていないのだ。
仕方なく電話で問い合わせるが、当然つながらない。しばらくしてようやく電話がつながり問い合わせてみると、バスは運行しているが、1時間以上の遅れが発生しており、今どこを走っているのか確認できないということだった。
その情報、なぜネットに投稿しないのか。何のためのSNSやねん、と呆れた。
SNSでちょこっと現在の状況を投稿すれば、電話の問い合わせは半減したと思うのだけど。人がいないのか、気が利かないのか、使い方がわかってないのか。
地方ってこんなもん。
日本のIT化は遠い。
そういえば、わたしの地域では、給付金のオンライン申請方法の説明会があちこちで行われていたっけ。結局、人を集めるんだと笑えなかった。
日本の場合、ITを使わないから不慣れというより、ほんとに役立つ簡単便利なITがあまりに少なく、まだまだごく一部の人が得意げにわかりにくいシステムをどうにか使っているだけの状態なのかもしれない。
なのにわけもわからずスマホを持ち、なくてもいいようなアプリを毎日使っていれば、何となくわかった気になりそうだから気をつけたい。
また、スマホを頻繁に使っているからこそハマる罠もたくさんありそうだ。知らない間に、あらぬ方向に誘導されたりなんかして……。
自信がないから留守電スマホなしが今のところ一番安全か。
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