使えるお金には限りがあります。残念なことに、何でもかんでも好きなように使おうとすると、あっという間に足りなくなってしまうんですよね。だから優先順位をつけないといけない。これがなかなかむずかしい。結局行き当たりばったりな支出をして失敗なんてことがよくありました。
そこで、優先順位を決める基準として大事なものランキングを考えてみることにしました。
大事なものランキング
- 健康
- 家族
- 仕事
と大雑把な順位をつけてみました。
トップの健康は、これがないと何もできないということで最優先事項としました。次は家族や暮らしに関わること。これは仕事よりも大事なこととしました。
家計に当てはめてみると、
- 健康維持に関わる支出:食費、医療費、その他健康維持に有効な支出。
- 家族に関わる支出:生活全般。こづかい、学費、娯楽・交際費など。
- 仕事に関わる支出:投資・経費など。
といった感じになる。
このように、自分の生活で大事にしたいことを順位付けすれば、おのずとお金の優先順位も決まるだろうと考えたわけです。
食費は削れない
健康がもっとも大切となると、思い切った食費の削減はできなくなります。いい油を使ったり、安価な加工品をなるだけ避けるために手作りしたりすると、どうしてもお金がかかってしまいます。食品にこだわり過ぎると、お金がいくらあっても足りなくなるので、食費の中でまた優先順位をつけていきます。
うちでは、油だけは少しだけいいものを使うようにしています。果てしなくある食品添加物に関しては、できる範囲で避けるにとどまっています。
リスクの高い食品を食べていることを自覚し、ビタミンやミネラルが不足しないよう食材を揃え、場合によってはサプリメントの利用を考えます。食事は健康に直結することなので、優先的かつ現実的に予算化します。
家族や生活に関わる管理不能支出
通常の生活を送るのに必要な暮らしの経費の中には引き落としで強制的に支払うものが多々あります。こうした管理不能支出は、優先順位を決める以前に差し引いておくべき項目です。支出の優先順位は、管理可能なお金の範囲で考えます。
仕事の先行投資はあわてない
わたしは自営業の仕事なので、経費のほかに先行投資をするかしないか、するとしたらどれぐらいが適当かを判断しないといけない場合がよくあります。
でも、わたしの仕事の優先順位は、健康、そして家族の次にくる3番目です。誰かが病気や怪我をしたり、大型家電を買い換えたり、家を修理したりするような事態が発生して出費がかさむようなときは、仕事の先行投資は当然見合わせます。
それでも将来見込みのある先行投資だと考えた場合は、大事なランキングを優先しつつ、全体のバランスを見ながら可能な範囲や時期を慎重にはかるようにします。
このように、大事なものランキングが決まれば、目先の支出に追われて行き当たりばったりで判断し、失敗することが少なくなりました。
年とともに限界を知る
この年になって、無理と判断したことは、いい意味であっさりとあきらめたり捨てることができるようになりました。
大事なもの以外、すっぱり切るんです。そうしないことにはすっきり頭が回らないし動けない。
「自分に限界を作っちゃいけない」なんてことを言う人もいますが、残された時間もお金もすべて限りがあります。自分の限界を知ることは、そう悪いことでもないと思う今日この頃です。
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