小ぢんまりとした暮らしの中にも楽しみがあったらいいですよね。
趣味や娯楽はお金がかかる、と正直あきらめていたんです。
だけど自然と長続きして楽しんでるものがあることに最近気づいたんですよ。
あまりにも生活密着型の地味な楽しみなものだから、あらためて趣味だなんて思ったこともありませんでした。
でもこれぐらいがわたしにはちょうどいいみたいです。
お金のかからない家庭菜園と読書
わたしの楽しみは家庭菜園と読書。テレビでサスペンスを見るのも好き。
お金は苗代や本代、テレビの電気代くらいです。
と言っても、畑は3平方メートルほどのごく小さな手をかけない自然菜園ですし、本はほとんど図書館で借ります。本を持つと片づけがたいへんなのでなるだけ持たないようにしてるんです。だからあんまりお金はかからない。
図書館では、人気本や最新本は順番待ちなのですぐ読めません。最近になってやっと「火花」を読んだぐらいです。村上春樹氏の新刊「騎士団長殺し」や本屋大賞と直木賞をW受賞した恩田陸氏の「蜜蜂と遠雷」は今年中に読めそうにありません。オットは「買って読んですぐ売ればいい」というのだけれど、それも手間です。忘れた頃に順番が回ってくるのもまた楽しです。
買う本もあります。新しくないと意味がない内容の本もありますし、図書館にない本もあるからです。
以前は旅行や外食、手芸に書道、これでもやってみたいことがいっぱいあったんですよ。
ところが年のせいでしょうか。無理して、がんばって、はりきって、しないといけないことには興味がなくなってしまった。人生の残り時間を考えたら、ほんとにやりたいことだけしないと時間がもったいない。
気が付けば読書と家庭菜園が残ったという感じ。
読書はブログを書くにも欠かせないことだし、認知症予防にもなりそうなので、これからもずっと続けたい。つまらない本は途中でやめてしまっておもしろいものしか読まないから楽しいに決まってます。調べものついでに借りた意外な本がおもしろかったりするからわかりません。だからあんまり選り好みしないでとりあえず読むことにしてるんです。思いがけなくおもしろい本と出合ったときの嬉しさは格別です。
家庭菜園はやっとシーズンが始まったところです。冬の間はお休みでした。手入れのほとんどは草ぬきだけです。作物の出来不出来も気にしません。それでも食べられるものが勝手に育って収穫できるのですからおもしろくないわけがない。今は早朝15分だけ草ぬきする日々。15分の草ぬきは「もうちょっとしたいな」と思うぐらいのときに終了のタイマーが鳴る。これが疲れず毎日続けられるコツなんですね。毎日草ぬきが楽しみだし、終わったらちょっとした運動したあとみたいにすがすがしい。早朝だから気持ちいいんですよ。
いつまでも読書ができるぐらいの健康はぜひとも維持したいと思う今日この頃なんですが、家庭菜園はちょうどいい運動になってそうだし、我ながらバランスのとれたいい趣味だと思います。
わたしの畑のテキストはコレ
スポンサーリンク